えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

モーニング娘。の稀有な、そして幸せな日常

見ての通りイベントはセットリストにも特筆すべきことはなく、なんてことない内容でした。でも、そのなんてことない普段のモーニング娘。っぷりがなんだか最高でした。ここまで「なんてことない」のって実は意外に条件が厳しいと思うんですよね。


まず現行のコンサートは日程後半に入っており、既に慣熟していてタスク的な焦りがない。セットリストは直近のシングル曲群なので変な気負いもなく手慣れたもの。しかも歌う分量もハード過ぎない。何の発表もなく、サプライズ演出もなく、何かの記念日や凱旋でもない。マスコミも入ってないので対外的な顔やコメントが必要ない。客席はみなシングルCDに封入された抽選券で当てて来ているので自分たちのファンだという安心感がある。さらに言えば短いながらも夏休みがあったことでメンバーはリフレッシュできており、しかも先日のコンサートでは佐藤さんが病欠していたため、10人そろってのステージは少し久しぶり。MCの時間制限がコンサートなどより緩い。


そういういろんな条件がそろって、ほどよくリラックスした彼女のたちの姿を見ることができたんじゃないかと。MCもメンバー同士振り合ってうまく回ってました。もしかしたらファンに見せられる姿の中では一番“素”に近かったんじゃないかな。石田さんもMCで「普段のわちゃわちゃした感じをお見せできたんじゃないかと…」と語っていました。MC自体は表現が重複してグダってましたが(w、でも言いたい事はすごく伝わった気がしました。今の娘。の良さってこういう感じだよね、って言う。それがとにかく楽しくて。


何も特別なことはなかったんですけど、将来的に「道重さんがリーダーだったモーニング娘。ってどんな感じだった?」って訊かれたら私は今日の日のモーニング娘。の姿を思い出すような気がします。


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