えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

FNS歌謡祭

昨日『FNS歌謡祭2012』が放送されていました。いつからかレコード大賞とステイタスが逆転した感がありまして、モーヲタとしてもレコ大に出られないことは何とも思いませんが、こっちに出られないのは素直に悔しいです。


この音楽祭はホテルのパーティスペースのような所で開催され、その年のヒット曲だけでなく、往年の名曲や、スペシャルメドレー、参加アーティストによるコラボレーション企画などここでしか聴けない演目があるのも楽しいです。特にコラボはどんな組み合わせにすれば驚いてもらえるか、スタッフ自身がワクワク楽しんで決めている気がしますね。AKB勢も郷ひろみゴールデンボンバーのバックダンサーを務めて、華やかさを付与し、番組に貢献していました。やっぱこういうのはアイドルの王道ですよね。


番組の作りとしてもあくまで音楽の楽しさを伝えることを主眼としていて、茶番要素や過剰演出が少ないのも好感が持てます。審査基準が不明瞭な賞などで序列をつけることもありませんし、観賞席にセレブたちが列席しているけど一々「いやぁ〜、素晴らしかったですねぇ〜」みたいな空々しいコメントを求めることもありません。今回は華原朋美が復帰することで事前に話題になってましたけど、それにしたってあえて言い立てることもしていません。もちろん出番のCM前には「次は華原朋美が復帰」とは告知してたけれどもそれとて次のプログラムを紹介してるだけという慎ましさ。何度もCMをまたいだり、「さぁ、朋ちゃんがいよいよ復帰です!」みたいに煽り立てることもなく、節度というものが感じられる紹介でした。だからこそ、あの頃と変わらぬ彼女の歌に集中することができました。演者自身も視聴席に座っていることもあってか、全体的に参加者全員が「歌を愛する者同士」という仲間意識を共有しているかのような空間を創出しており、視聴者もそこに参加しているかのような感覚を味わわせてくれる素敵なプログラムだったと思います。

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