えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

℃-ute

℃-uteのデビュー曲『まっさらブルージーンズ』のパフォーマンスは素晴しかったです。特に出だしの「まっさらブルージーンズ!」の雄叫びと共に矢島と梅田が有原メンバーの手足をそれぞれ持って客席に向かってほうり投げるところなんかは意表を突かれました。


意味が不明なものというのは見る者・聴く者を不安にさせるし、その防御反応から「サムい」という感覚を引き出すもの。『ブルージーンズ』の音源で言えばそれが「Love´n Love´n Love´n Love´n」のところだったけど、その浮遊した意味が、曖昧な輪郭が、振り付けによって定位され、固定され、安定されていた。この曲は音源で比較すれば『わっきゃないZ』には劣る…それは格段に、というレベルであったと認識していたけど、パフォーマンス込みで語るなら「匹敵」という言葉を使ってもいいぐらいだ。音源から想定される意味が振り付けによって希釈され、分散され、曖昧にされていた『SEXY BOY』とはちょうど逆だ。


村上愛の身長が意外に低い。そのポテンシャルを体格に恵まれずに活かせていない田中れいなの例を思い出して少々心配になった。村上の自我は明らかにセンター向きだと思うのだが、今ならその体型の訴求力の差で矢島の方がセンターに向いている。ここの齟齬は先々致命傷になりかねない。


もともと3人ぐらいはちゃんと認識できてないこともあって、増加メンバー・有原さんへの違和感はない。