Hello! Project 2020 COVERS 〜The Ballad〜 BEYOOOOONDS歌唱公式動画へのリンク集
「2021 STEP by STEP」へのリンクはコチラ
【公式単独】 平井美葉『海の声』(2020/8/29)
【公式単独】 島倉りか『スローモーション』(2020/10/10)
【ハロステ】 LIVE島倉りか『スローモーション』(2020/8/26)
【ハロステ】 LIVE西田汐里『PRIDE』(2020/9/16)
【アプカミ】 LIVE山﨑夢羽『香水』(2020/10/1)
【ハロステ】 LIVE平井美葉『366日』(2020/10/14)
【ハロステ】LIVE岡村美波『あなたに会えて良かった』(2020/11/18)
【ハロステ】 LIVE山﨑夢羽『香水』(2020/12/2)
【ハロステ】清野桃々姫『手紙~拝啓十五の君へ~』(2021/2/3)
【ハロステ】『伸びしろ Beyond the world』 (2021/2/3)
【ハロステ】一岡伶奈『明日への手紙』(2021/3/17)
【ハロステ】小林萌花『愛唄』(2021/5/19)
『雪の華』高瀬くるみ(9/19 座間)
『スローモーション』島倉りか(9/20 座間)
『夢をあきらめないで』一岡伶奈(9/20 座間)
『なごり雪』西田汐里 (9/20 太田)
『香水』山﨑夢羽(9/20 太田)
『香水』前田こころ(9/21 ZeppTokyo)
『海の声』平井美葉(9/21 ZeppTokyo)
『たしかなこと』江口紗耶(9/22 ZeppNamba)
『手紙~拝啓十五の君へ』岡村美波(9/22 ZeppNamba)
『もしもピアノが弾けたなら』小林萌花(9/26 高松)
『会いたくて会いたくて』高瀬くるみ (9/26 仙台)
『みずいろの手紙』里吉うたの (9/26 仙台)
『たしかなこと』江口紗耶 (9/26 昭島)
『海の声』平井美葉(9/26 昭島)
『まちぶせ』島倉りか(9/27 町田)
『愛の唄』小林萌花(9/27 松山)
『スローモーション』 西田汐里(9/27 青森)
『366日』前田こころ (10/3 立川)
『明日への手紙』一岡伶奈 (10/3 立川)
『ワインレッドの心』清野桃々姫 (10/3 熊本)
『揺れる想い』山﨑夢羽 (10/4 札幌)
『あなたに会えてよかった』岡村美波(10/4 一ツ橋)
『もしも明日が』里吉うたの (10/4 一ツ橋)
『手紙 ~拝啓十五の君へ~』清野桃々姫 (10/4 鹿児島)
『部屋とYシャツと私』高瀬くるみ (10/24 愛知)
『あなたに会いたくて』山﨑夢羽 (10/24 愛知)
『香水』清野桃々姫 (10/25 愛知)
『Pride』西田汐里(10/25 愛知)
『Tomorrow』一岡伶奈 (10/25 埼玉)
『366日』前田こころ (10/25 埼玉)
『海の声』平井美葉(10/31 福岡)
『スローモーション』島倉りか(10/31 福岡)
『スローモーション』島倉りか(11/3 パシフィコ横浜)
『I LOVE YOU』平井美葉 (11/3 パシフィコ横浜)
『M』岡村美波 (11/7 大阪)
『I LOVE YOU』前田こころ (11/7 大阪)
『赤い風船』 里吉うたの (11/7 板橋)
『いい日旅立ち』 小林萌花(11/7 板橋)
『ハナミズキ』一岡伶奈(11/7 山梨)
『secret base』高瀬くるみ (11/7 栃木)
『手紙~拝啓十五の君へ』岡村美波(11/8 福井)
『Time goes by』高瀬くるみ (11/8 福島)
『secret base』江口紗耶 (11/14 立川)
『月光』清野桃々姫 (11/14 立川)
『スローモーション』 西田汐里(11/14 宮崎)
『セーラー服と機関銃』 里吉うたの (11/15 群馬 )
『なごり雪』 西田汐里(11/15 大分)
『ハナミズキ』一岡伶奈(11/15 渋谷)
『いい日旅立ち』小林萌花(11/15 渋谷)
『366日』前田こころ (11/15 渋谷)
『366日』平井美葉(11/21 上野)
『元気を出して』里吉うたの(11/21 上野)
『みずいろの手紙』岡村美波 (11/21 葛飾)
『手紙~拝啓十五の君へ』清野桃々姫(11/21 葛飾)
『Butterfly』島倉りか (11/21 三重)
『香水』山﨑夢羽(11/21 三重)
『雪の華』平井美葉(11/22 山口)
『もしも明日が』里吉うたの (11/22 山口)
『夢をあきらめないで』一岡伶奈 (11/22 東京船堀)
『揺れる想い』山﨑夢羽(11/22 愛知)
『スローモーション』島倉りか(11/22 愛知)
『secret base』江口紗耶 (11/22 渋谷)
『部屋とYシャツと私』高瀬くるみ (11/22 渋谷)
『secret base』高瀬くるみ (11/22 渋谷)
『Pride』西田汐里 (11/22 渋谷)
『I LOVE YOU』前田こころ (11/28 福生 東京)
『あなたに会えてよかった』岡村美波(11/28 兵庫)
『会いたくて会いたくて』高瀬くるみ (11/29 中野 東京)
『Pride』西田汐里 (11/29 中野 東京)
『明日への手紙』一岡伶奈(11/29 中野 東京)
『もしもピアノが弾けたなら』小林萌花(11/29 長野)
『伸びしろ ~Beyond the world~』BEYOOOOONDS (12/2 武道館)
『ハナミズキ』一岡伶奈(12/5 岐阜)
『いい日旅立ち』小林萌花(12/5 岐阜)
『香水』山﨑夢羽(12/5 千葉 森のホール)
『たしかなこと』江口紗耶(12/5 岡山)
『あなたに会えてよかった』西田汐里(12/6 静岡)
『ハナミズキ』江口紗耶 (12/6 神戸)
『みずいろの手紙』 島倉りか(12/6 Zepp TOKYO)
『海の声』平井美葉 (12/6 Zepp TOKYO)
『ワインレッドの心』清野桃々姫 (12/19 渋谷)
『香水』山﨑夢羽(12/19 渋谷)
『海の声』平井美葉 (12/19 渋谷)
『366日』前田こころ (12/19 渋谷)
『スローモーション』 西田汐里 (12/19 渋谷)
『secret base』高瀬くるみ (12/19 渋谷)
『明日への手紙』一岡伶奈(12/19 渋谷)
『あなたに会えてよかった』岡村美波 (12/19 渋谷)
『香水』山﨑夢羽(12/20 大阪 Zepp Namba)
『まちぶせ』島倉りか(12/30 中野サンプラザ special number)
『366日』前田こころ (12/30 中野サンプラザ special number)
【YouTube】Year-End Party2020『Now Now Ningen』(2020/12/31)
【YouTube】Year-End Party2020『ニッポンのD・N・A!』(2020/12/31)
【YouTube】Year-End Party2020『ビタミンME』(2020/12/31)
■メンバーごと
一岡:『夢をあきらめないで』、『明日への手紙』 、『Tomorrow』 、『ハナミズキ』、『ハナミズキ』、『夢をあきらめないで』、 『明日への手紙』、『ハナミズキ』、『明日への手紙』、『明日への手紙』
島倉: 『スローモーション』(ハロステ)、『スローモーション』(単独)、『スローモーション』、『まちぶせ』、『スローモーション』、『スローモーション』、『Butterfly』、『スローモーション』、
西田:『Pride』(ハロステ)『なごり雪』 、『スローモーション』 、『Pride』、『スローモーション』、『なごり雪』、『Pride』、『Pride』、 『あなたに会えてよかった』、 『スローモーション』
江口:『たしかなこと』、『たしかなこと』、『secret base』、『secret base』、『たしかなこと』、『ハナミズキ』
高瀬: 『会いたくて会いたくて』 、 『部屋とYシャツと私』 、『secret base』 、『Time goes by』、『部屋とYシャツと私』、『secret base』 、『会いたくて会いたくて』、『secret base』、
前田:『香水』、 『366日』、『366日』 、『I LOVE YOU』 、『366日』、『I LOVE YOU』、『366日』、『366日』 (SN)
山﨑:『香水』(アプカミ)、『香水』(ハロステ)、『香水』、『揺れる想い』 、『あなたに会いたくて』、『香水』、『揺れる想い』、『香水』、『香水』、『香水』
岡村:『あなたに会えて良かった』(ハロステ)、『手紙~拝啓十五の君へ』、『あなたに会えてよかった』、『M』 、『手紙~拝啓十五の君へ』、『みずいろの手紙』、 『あなたに会えてよかった』、『あなたに会えてよかった』
清野:『手紙~拝啓十五の君へ~』(ハロステ)、『ワインレッドの心』 、『手紙 ~拝啓十五の君へ~』 、『香水』、『月光』、『手紙~拝啓十五の君へ』、『ワインレッドの心』
平井:『366日』(ハロステ)、『海の声』(単独)、『海の声』、 『海の声』、『海の声』、『I LOVE YOU』、『366日』、『雪の華』、『海の声』 、『海の声』
里吉:『みずいろの手紙』 、『もしも明日が』、『赤い風船』 、『セーラー服と機関銃』、『元気を出して』、『もしも明日が』、
小林: 『もしもピアノが弾けたなら』、 『愛の唄』、『いい日旅立ち』、『いい日旅立ち』、 『もしもピアノが弾けたなら』、『いい日旅立ち』、
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● 抽選会など
Aチーム歌唱順抽選会!《7/11・12中野サンプラザ編》(2020/7/16)
Bチーム歌唱順抽選会!《7/11・12中野サンプラザ編》(2020/7/16)
Cチーム歌唱順抽選会!《7/11・12中野サンプラザ編》(2020/7/16)
歌唱順抽選会!《7/18・19 大阪 オリックス劇場編》(2020/7/17)
歌唱順抽選会! 《7/25 宮城 仙台サンプラザホール編》(2020/7/24)
歌唱順抽選会! 《8/1・2 広島 上野学園ホール編》(2020/7/31)
高瀬くるみコンサート告知(2020/8/6)
歌唱順抽選会! 《8/8 北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru編》(2020/8/7)
歌唱順抽選会! 《8/15・8/16福岡国際会議場編》(2020/8/14)
歌唱順抽選会! 《8/22・8/23中野サンプラザ編》(2020/8/21)
歌唱順抽選会! 《8/29・8/30愛知 日本特殊陶業市民会館編(2020/8/28)
『The Ballad』Digest(A team)(2020/10/30)
『The Ballad』Digest(B team)(2020/10/30)
『The Ballad』Digest(C team)(2020/10/30)
空我
『仮面ライダークウガ』の第48話がプレミア公開されていますね。
この48話ではクウガがラスボスとの対決に臨む場面が描かれます。
仮面ライダークウガこと五代雄介(オダギリジョー)と一条刑事(葛山信吾)は、ここにいたるまで一年をかけて人類の脅威となる怪人たちと共に戦い、さまざまな苦労を重ね、それを2人で乗り越えてきたわけなんですよ。
五代君はもともと冒険家というか風来坊で、最初は警察からも怪人の仲間かもしれないと疑われていたぐらいなのにいつの間にか溶け込んで信頼されてという、誰からも愛される自由な魂の持ち主。会う人みなを笑顔にしてくれる人なんです。だけど皆の笑顔を守るためには命も投げ出して怪人と戦う。
それに対して一条刑事は長野の田舎で警察官の家に育ち、父が市民を助けるために殉職してからは母と2人、誰からも後ろ指さされないように、父の名誉に傷をつけないようにと、とにかく真面目に生きてきた人なんです。笑顔もほとんど見せなくてさ。そんな一条刑事が五代君と出会って、最初は一般市民である彼を戦いから遠ざけようとするんだけど、その覚悟を知ってからは行動を共にして、その自由な心に触れて、笑顔も少しづつ見せるようになって、でも彼に惹かれるほどに、傷つき苦しみながら戦う五代君に頼らざるを得ない警察組織や自分に苦悩して・・・
番組中盤で一条刑事が怪我を負って入院中に絞り出すように親友に弱音を漏らすんですよ。
「あいつが、俺と別れられる日が一日でも早く来ればいいと思ってる。…気ままな冒険が、あいつには一番似合う…」
それを経て、このラスボスとの最後の決戦に臨むこの動画の場面に至るわけです。
ラスボスと対等に戦うためには五代君も究極の力に覚醒するしかなくて、その場合、例えラスボスに勝ったとしても五代君は人格を失って「究極の闇をもたらす存在」と化し人類の敵になってしまうかもしれない。
ラスボスとの対決に向かう際に、五代君は世話になった人々や、妹や、好意を寄せ合った女性には、「ラスボスを倒した後はそのまま冒険の旅に出る」と告げて出発するんです。そのまま帰って来なくても不自然じゃないように。だけど、一条刑事にだけは同行してもらうんですよね。
最悪の事態になった時に 自分を殺してもらうために。
怪人たちとの死闘の日々を振り返って
「こんな寄り道はさせたくなかった」
と語りかける一条刑事。それに対して五代君が語った言葉は・・・・・・
『ポップコーンラブ!』
ケロッグ ポップコーングラノラのCMにモーニング娘。OGの高橋愛、道重さゆみ、田中れいなが出演し、モーニング娘。の曲が使用されると聞いて、一部の古参モーヲタは「じゃあ『ポップコーンラブ!』だな!」と盛り上がりましたが、普通に『LOVEマシーン』でした。そりゃそうだよw
そんな一部古参だけで話題になっている『ポップコーンラブ!』ですが、どのような立ち位置の曲であったか少しだけ紹介しましょう。元々この曲は2000年12月に放送開始されたテレビ東京の音楽バラエティ番組『MUSIX!』のテーマソングとして発表されたものでした。この番組はモーニング娘。とキャイ~ンがメインMCを務め、裕ちゃんが在籍していた10人時代の娘。とキャイ~ンの2人がこの曲に乗って踊るOPも何度か放送されたハズです(すぐになくなりましたが)。しかし発表からしばらくは音源化されることはなく、正式に音源化されたのは2001年10月にリリースされた『Mr.Moonlight 〜愛のビッグバンド〜』のカップリングとしてで、ボーカルは5期メンバーの4人が加入した直後の新規レコーディングとなります。
そして実は個人的にはメンバーの声の特性に合わせた歌割りが娘。オールタイムベスト級にハマった一曲だと思っているんですよ。
ファンの方のOPV でアレですが
“『Mr.Moonlight 〜愛のビッグバンド〜』のカップリング曲”というのもそれを強く意識させたポイントで、なんせ『ミスムン』は13人中3人しかメインボーカルを歌っておらず、5期メンを含めた他のメンバーがコーラスでしか参加していないのです。それまでも初期にはボーカルの偏りはあったとは言え、『LOVEマシーン』以降の黄金期は全員ボーカルで売って来た印象が強かったものですから、この3人ボーカルの『ミスムン』を聴いた時には「一挙に4人が加入してさすがに13人という大人数に合わせた歌割りを采配するのはつんく♂でも難しかったか?」と心配になったものでした。そんなタイミングだっただけに、残り10人のボーカルが適材適所でバッチリ生かされたこの『ポップコーンラブ!』の歌割りを聴いた時にはホッと胸を撫でおろしたのでした。
特にまだ不安定で低い/弱い新垣・紺野を不安な乙女心を歌うBメロに配置して、その不安定さすら生かしているのはお見事。さらにそこからサビに向けてテンションを上げるのに加護ちゃんの声の華を全面的に信頼して配置してるあたり最高ですわ。
機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争
OVA作品である『機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争』が24時間限定でYouTubeのガンダムチャンネルで無料配信されていますね。
---<以降結末のネタバレを含みます>---
この作品の中ではこれまでのアニメ作品では例を見ないほど登場人物たちに多くの嘘をつかせています。もともとアニメという表現には「本来は動かない絵を動いているように見せる」という嘘が根源的に含まれているため、さらにその上で「嘘をついた」ことを表現するのは、作画的にも演技的にも難易度は高い。そこにあえて挑んでいるのには、もちろん作劇上の意味があります。
(ちなみにEDの歌い出しは「嘘をついた夜には~」であることからも、嘘がテーマの主題に据えられていることが見て取れます)
■アルの嘘
小学生のアルは警察を動かすためであったり、連邦兵士の目を誤魔化すために度々嘘をつきます。またクリスに対してもバーニィが義理のお兄さんであると紹介するなど嘘をついています。現実的な力を持たない子供のアルにとっては嘘をついて周囲を操作することは唯一行使できる力なのです。
■隊長の嘘
サイクロプス隊の隊長はどうでしょう? 隊長は潜入任務に際して入国管理局では哀れな町工場の社長を演じ、アルに対しては人の良い上司のフリを演じて盗聴器を仕掛けます。それはもう見事に。彼にとっては「任務」こそが優先すべきもので、そのためには自身のプライドや倫理などは取るに足らないものだからです。
■バーニィの嘘
ではバーニィは? バーニィがアルに対して叩く、「あと1機でエースだった」とか「ガンダムだって楽勝!」といった類の大口は、「役立たずの新兵」という部隊での自分の現状に対する鬱屈の裏返しであり、何の効果も生み出さない逃避と虚栄です。それは端から見ていて語るそばからボロが出るような拙いものでした。
■嘘をつかない人物
ここで勘の良い人は気づいたでしょうが、この話の主要人物においてただ一人 嘘をつかない人物がいます。クリスです。彼女は「軍人なの?」と聞かれて「データを取る仕事よ。銃を持って戦うわけじゃない」と答えていますし、ガンダムでの戦闘後の警察からの事情聴取で機密に関する質問を受けて「お答えできません」を連呼しますが、決して嘘はつかない。小学生のアルから「どうして戦うの?」と難しい質問をされても、適当に誤魔化すことなく、真摯に言葉を尽くして答えています。彼女はお隣に住む優しいお姉さんであり、気弱な青年に好意を抱いて接してくれる魅力的な女性であり、しかもなんとガンダムのパイロットです。 そう、つまり彼女は存在そのものが「男性の願望」という嘘なのです。
アル、バーニィ、隊長の三者はもちろん少年・青年・壮年の対比であり、どの段階になっても男は完全たり得ず、それぞれの立場から嘘をつかねばならない。存在そのものが嘘であるが故に自らは嘘をつく必要がないクリス(女性)との対比からそのことが鮮やかに描かれています。
■物語は後半へ
そして第5話「嘘だと言ってよ、バーニィ」において、「ガンダムを倒さないと町が核攻撃される」という終局へ向けたお膳立てが完成します。バーニィにとっては仲間がみな死亡し、残されたのは自分だけ。かつての逃避を状況が許さなくなった時、彼は「ガンダムだって倒せる」という自らついた嘘を現実のものにしようと決意します。
そして「楽勝!」といつかと同じ嘘をバーニィはアルに語ります。しかしそれはかつての大口ではなく、自分が死ぬことを半ば悟ったバーニィによるアルを気遣う優しさでした。今際の際の隊長に対する「ガンダムはミーシャが破壊した」という嘘も同様に他人のための嘘です(そしてこの時に「嘘が下手だな」と指摘され、アルに対してより上手く嘘をついている)。
そしてラストシーンにおいてアルも地球への赴任を告げるクリスに「バーニィも淋しがるよ」という嘘をつきます。これまで自分のためだけに嘘をついていたアル少年が、バーニィを殺してしまった当の本人を思いやって嘘をつくのです。
それぞれのキャラクターが嘘をつく理由については前述しましたが、この通り終盤においてそれがそれぞれ変質しているのがわかりますね。キャラクターたちに同じく嘘をつかせながら、嘘をつく理由の変質を描くことによって、それぞれの心情の変化や成長を浮き彫りにしているのです。しかしそれが成長とは言え、これまで自分のためだけに嘘をついてきたアルが、バーニィを殺した当の相手を気遣って嘘をつく場面はあまりにも切なく胸に刺さります。
Juice=Juice・つばき合同オーディション開催について
私がJuice= Juiceの増員に関してまず思ったのは、「初代リーダーと絶対的エースは卒業したけど、まだオリジナルメンバーも残っている」という状況が、2003~2004年頃のモーニング娘。の姿と重なるなーということでした。
歴史を俯瞰すると、オリジナルメンバーが全員卒業するまではイメージが一新されず、どうしても「移行期」・「過渡期」という評価になりがちで、そういう時期はグループの輪郭が曖昧になってしまうもの。悪いことにモーニング娘。の場合は、その期間がCD売り上げが落ち続け、メディア露出が減ってゆく時期と重なった。大ブームが反転し世間からオワコン扱いされ始めた時期で、私はそんな時代にリーダーとしてグループを支えていた飯田さんの姿に胸を痛めていたので、正直ヲタクとしてはかなり“しんどい”時期ではありましたね……。
Juice= Juiceもやっぱりオリメン3人が卒業するまでの間は「移行期」という位置づけになるのかもしれません。事務所もその後の期を見据えているからこその増員なんだろ
うし。
ただまぁJuice=Juiceの場合はそんなに悲観する必要はないのかなとも思っています。多分今なら売り上げがそこまで極端に落ちることはないだろうし、身上たるスキルの高ささえ維持すれば、落ちたとしても昔ほど気にもしないでしょう。コロナ禍という不確定要素があるならなおさら。あとリーダーの朋子さんの性格もサッパリしてるしね。
ともかく昔と違って「このままグループが消えてしまうのでは」という最大の不安はないでしょう。ファンもメンバーも「グループの存続」そのものは疑っておらず、「継続のための増員」という前向きな理由はクリアに見えてるんじゃないかと思います。
それに対してつばきファクトリーは、直前の欠員がイレギュラーな形だったためにどうしてもそこまで前向きには思えないというか、「とりあえず補完」的な印象になってしまいがちなんですよね。
だからこそ事務所としてはそこを「Juice= Juiceとの合同オーディション」という形にしたことで目先をズラして緩和させたんじゃないかなぁと。だって合同ったって、本人の意向と真逆のグループに入れるってことはしないと思うんですよね。実態としては通常のオーディションと変わらなくても「初めての取り組み!」と押し出せるのは上手い手だと思います。オーディションの費用も半分に抑えられそうですし。
なんにせよ、増員せずに固定メンバーで続けていつか解散となるか、人員を入れ替えて存続させるか。メンバー本人、およびそのファンにとって、どちらがより幸せな選択なのかは、直接比較ができない以上、永遠に答えが出ない問いです。
でも少なくとも私は、解散した℃-uteやこぶしファクトリーを応援し続けたヲタクが「不幸だ」なんて微塵も思ってはいませんけどね。
ハロプロ楽曲大賞2020
■楽曲部門
1位:『ビタミンME』BEYOOOOONDS
明日をも知れず鬱々とした自粛期間にこの曲に本当に元気をもらいました。みいみー! しかし野菜ジュースとのタイアップで曲中にビタミンの必要性について突然語り出すとか、普通だったらタイアップ臭が強すぎてアイドルソングとして一番鼻白む要素のはずなのに、当然のように自然にマッチし、むしろこれがあってこそと思わせちゃうBEYOOOOONDSって・・・(汗) BEYOOOOONDSという概念の柔軟性と拡張性すげーな。
2位:『Va-Va-Boom』 Juice=Juice
強さよりもしたたかさ。余裕すら感じさせる女性上位世界!
3位:『LOVEペディア』モーニング娘。
フレッシュな15期加入を寿ぐのに相応しい楽曲。やっぱりグループの情勢と重なる曲は思い入れも強くなる。
4位:『アラビアン・ラプソティ』BEYOOOOONDS
4位:『ミラー・ミラー』アンジュルム
■楽曲部門
1位:『ビタミンME』BEYOOOOONDS
北野篤さんチームによる作り込み。このMVにはBEYOOOOONDSの魅力が詰まってるんだぞい! “眼鏡ユニバース”のメンバーとの再会も嬉しかったなぁ。
2位:『ミラー・ミラー』アンジュルム
クール系アンジュルムの真骨頂。フリーダンスの素材の生かし方がオサレ
3位:『LOVEペディア』モーニング娘。
■YouTube部門
1位:ポップ!ステップ!全音符!!ツアー初日は配信スペシャル!
あの時は嬉しかったなぁ・・・
2位:島倉りか「スローモーション」カバー
昭和歌謡なら誰にも負けねぇ!
3位:BEYOOOOONDS《MV鑑賞会》ビタミンME
楽しい!
4位:【お家でもびよんず学校#16】4月28日 岡村美波先生
みいみお姉さんの読み聞かせ。英語の発音が海外のファンにも好評。
5位:【邪神ちゃんドロップキック】OGからも新入部員が♪みんなで楽しくアフレコ!!【ハロー!アニソン部#17】
高瀬くるみさんがただのプロ声優。
宮本佳林はアイドルの価値を証明するアイドルだった。
■宮本佳林はアイドルの価値を証明するアイドルだった。
この前の『関ジャム』とかもそうですけど、アイドルに対する世間の評価軸って歌ウマとかわかりやすい「スキル」に寄りがちじゃないですか。共有しやすいし、他人にプレゼンしやすいですからね。だけど、本当に歌唱力こそが重要なんだったら歌手の歌を聴けばいいし、ダンススキルが最重要ならダンサーを見ればいい。じゃあアイドル固有の価値とは何なのか。どうして私たちはアイドルに惹かれるのか?
「スキルが高い」と外部から評価してもらえることもあるハロプロですが、その中でもJuice=Juiceは特に高スキル集団だという印象があるかと思います。そのグループ内で、歌唱力最強と言えば高木さんや段原さん、ダンスと言えば稲場さん、グラビアアイドル的ルックスでは植村さんの名前が挙げられ、意外と宮本さんの名前が挙がる機会は少ないのではないでしょうか。しかしことセンターに相応しいメンバーが誰かと問えば、圧倒的多数で宮本佳林さんという答えが返ってくるでしょう。
もちろん佳林ちゃんのスキルは全方位に高いのですが、彼女はとにかく「アイドル性」というパラメーターが抜きん出た人でした。最強スキルメンたちと並んでもセンターを張るのは彼女しかいないと思わせてくれるほどに。
アイドル性とはすなわち人を惹きつける魅力であり、愛される資質です。見る者の意識を束ねるシャーマン的能力であり、空間の支配力でもあります。漠然としているがゆえに他者へのプレゼンは難しいのですが、それは確かに存在し、アイドルの輝きを目の当たりにした観客の間にだけ共有されます。
佳林ちゃんがスキル最強メンに囲まれながらも揺るぎないエースを勤めることで、アイドルの魅力とは決して歌手やダンサーといった専門職に劣るものではないと、アイドル固有の魅力と能力がそこにあるのだと、雄弁に証明されていたように思うのです。
そんな、「アイドルの価値」をハロプロの最前線で誰よりも証明し続けていた佳林ちゃんだからこそ、彼女が自らの意志でグループを卒業するというのは、私のアイドル観の根幹を揺るがす事件でした。アイドルの価値の証明者がアイドルであることに価値を見出していないのだとしたら・・・と混乱していたのです。
でもblogを読む限りは、グループアイドルからソロアイドルに転身した、ということのようなのでまずは一安心。また違う角度から、これまでと変わらずアイドルの魅力を発信してくれるのだと期待しています。