同僚に誘われて、ももいろクローバー、bump.y、SKE48、スマイレージが出演する『アイドルユニットサマーフェスティバル2010』に参加してきました。
ももいろクローバー
「推しは変えるものではなく増やすものだ」という至言を噛みしめる時間でした。今日は前回まで気になっていた赤・ピンクに加え、早見あかり(青)、玉井詩織(黄色)がどんどん気になり出しました。
早見あかりはキレイ。身長があって、色が白くて、スタイルがいいから、非常にステージ映えします。
玉井詩織もキレイ。一応ロリキャラなんだけど、そのままハイティーン〜20代まで年相応のキレイ系に成長していきそうな感じ。私は幼年代に特化したロリキャラっぽいルックスが実はあまり好きじゃないんですよ。というかロリキャラとしてのピークを過ぎてから自然な成長に逆らう足掻きが好きじゃないというか。だって本来なら「子供が成長する」って一番喜ばしいことじゃないですか…。ま、そういう意味でロリキャラでありつつも、スクスク成長していきそうな健康的な感じがいいなと。
告知としてはクリスマス・イヴに単独コンサートをするから来てね〜というもの。「どうせ今からイヴまでに彼女とかオマイら無理だろ? 予定空けとけ」という鬼のお達し(泣)。
唯一難を挙げるとしたら、私はももクロちゃんの現場を3回見て3回とも『BELIEVE』歌ってんですよね。カバーよりは持ち歌を歌って欲しいし、ガンダムソングって印象が強すぎる。
bump.y(バンピー)
最初の2曲を聴いた時点で「松嶋奈々子に提供されそうな曲を5人で歌ってるなぁ」という印象を受けたんだけど、wikiによると「2009年結成のスウィートパワーに所属する5人の若手女優で結成された演劇、歌唱グループである」とのことで、「女優としての経歴に傷をつけない歌活動」という点でなんとなく近い印象を受けたのかなと。
曲調的に松嶋楽曲に似てるってわけじゃなくて、どっちかと言えば昔の清楚系のアイドルが歌っていそうな曲なんです。最初の2曲はフォーメーションもステップもなく、また衣装もそのまま街に出ても違和感がない恰好。つまりアイドルらしいベタな要素・泥臭い要素を一切削除しているんですね。それがこのダンスナンバー主体のアイドル群の中では異質さとして際立っていました。だけど他の普通のアーティストやbump.y単体で見た時にはそれは「異質さ」として機能しないので、ひっかりのないユニットとしてスルーしちゃいそうな気も。
SKE48
勢いも華もありますね。大人数が効果的なステージング。途中で『大声ダイアモンド』を歌ったんだけど、今回のイベントの中で「AKBの人気曲」が入るのはちょっとバランス悪いかなぁとも思いました。でも見てるとAKBのダンスとかなり別物でこれはこれで楽しめました。「AKBの威光を借りる」というよりは、もしかしたら会場にいるであろうAKBファンに対し、「ホラ、私たちはAKBとは違うでしょ!」というアピールの意味もあったのかもしれません。自分たちで明確に言語化できてなくてもそういう気持ちはやっぱりあるんじゃないかな。
松井玲奈の識別性が高いのか、私が推してるから目がいくだけか。彼女の腹はかつての美神・石川梨華を彷彿させた。
スマイレージ
盛り上がり的には一番だったんじゃないでしょうか。ただ、「元ハロヲタ」という私の属性が悪い方向に出てしまって、なんかハロプロとしての良くない要素がすごく目についてしまって、複雑な気持ちに。あの、15歳がバイトの店長(おっさん)に恋をする誰が得するのかよくわからん歌詞世界とかね。アイドルファンはおっさんやけど、アイドルちゃんには同年代相手のキレイな恋愛を歌って欲しいんやで。
タンポポとプッチモニの両方をカバーしてるっていうのが、「グループのイメージが収束されてない」と感じるのか、もしくは「ハロプロのすべてを受け継ぐ次世代」と感じるのか。ポジティブに後者だとは思いたいのだけど。
自分達の出番が終わったももクロちゃんが関係者席で他のユニットのステージを見学していた。でも「ライバルを視察」というよりは、ただのアイドルヲタに見えたな(w 必死で手ぇ振ってるし、フリコピしてるし。狭いスペースで身を寄せ合ってる感じがすごく仲良さそうでした。
元々はソロで中規模会場を埋めるにはまだ不安があるくらいの売り出し中のアイドルユニットが、事務所の枠を超えて共演するという主旨もあったのでしょう。でも企画時点からそれぞれ順調にし躍進していたために、各グループがソロツアーやコンサートの告知をしていました。やはり成長・躍進を見守るというのもアイドル鑑賞の醍醐味ですので、そういった意味でベストチョイスな出演者陣だったのでしょう。デビューしたてのbump.yだけはちょいと毛色が違いますが。
最後は出演者全員で『学園天国』を合唱。自由に動ける一番端っこという地の利を活かし、その間のあーりん(ピンク)のアピール力がハンパなかった。与えられたチャンスに気付いて活かせる者だけが栄光を掴める世界なのだと彼女は既に知っているのでしょう。出演者同士のからみは特にありませんでしたが、バズーカで吹き上げられた紙吹雪と共にピースフルな空気で終演。久しぶりに「アイドルって楽しいな!」と思える良いイベントでした。