えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『魔法少女リリカルなのは』 (公式サイト)

以前にも書いたように、冒頭は偶然魔法の力を手に入れた少女なのはが、魔法世界から来たペットキャラに頼まれてマジックアイテムを収集するという内容でした。やがて同じくマジックアイテムを収集するフェイトというライバルキャラが出現し、魔法対決モノにシフトしていきます。母親に愛されるために悪事に身を染めるフェイト。間違っているとわかっていてももはや自分では止まれない彼女を、全力でぶつかって止めるなのは。そうして人間復興を遂げたフェイトは、最終的にはなのはに協力して母親を止めようとしますが、その想いは母親には届かず悲しい別離を迎えます。すべての争乱の終結後、魔法世界の警察みたいな組織に保護されてゆくフェイトとなのはは髪飾りを交感し、友情を誓うのでした。


ネット上では魔法バトルもの的な切り口での評価・紹介を多数見かけたんですけど、多分これは照れ隠しみたいなもので、本作の肝は、結局はなのはが良い子だってことですよね。自分の孤独だった時期の経験から、自分と同年代の子の、悲しそうな様子をなんとかしてあげたくて頑張ると、そういう身の丈に合ったモチベーションがちゃんと描けていた。優等生で偽善的になりがちな主人公サイドのキャラが、ライバルキャラに負けないようちゃん立ってたことが、この作品の魅力の核であると思いました。そうは言ってもいい年こいた大人が「なのはちゃんが良い子なんだよ〜」とは言えないし(^^;)、なかなかそれは外に広がる言葉にはなりづらいんですよね。彼女を見守る家族と、仲の良い級友といった、9歳なりの彼女の「土壌」の部分が割としっかり描かれていたことも好感触でした。


前半は小学生キャラの「サービス」シーンに眉を顰めましたが、シリアスな展開に突入した後半ではそれもなりを潜めたので良かったです。


フェイトが人間復興を遂げるシーン
曲が終わるまでね。BGMでかかってるのが水樹奈々の『Take a shot』。登場する魔法の杖は「インテリジェントディバイス」と呼ばれ、知性と心を持つという設定だそうです。『ガンダムW』の「さようならサンドロック」シーンとかもそうだけど、少年少女キャラと本来心無き物との交感というプロットは、無条件にグッと来ます。あと必殺技ごとに音声ナビがあるのが、最近の仮面ライダーのベルトみたいだなってw


コレはフェイトとなのはの決着シーンに『Gガンダム』の挿入曲である『我が心明鏡止水〜されどこの掌は烈火の如く』を乗せたMAD。なんか『なのは』を紹介するのに良い動画がないかと探したら、なぜかガンダムと組み合わせたMADがやたら出てくるんだけど。