えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

オタクはすでに死んでいるリンク集(うぱーのお茶会)

いろいろと反応があるものです。エレンさんもリンクされてる。
私は現役のオタクと岡田斗司夫氏の間の世代なわけですが、率直な感想は岡田斗司夫氏もそっちの役割を果たす年になったのだなぁというものでした。


老人の役割の一つは、老害と言われようと、従来の価値観を振りかざして下の世代の文化を否定することです。上の世代から否定されることによって、若者は自分たちの文化やその価値をなんとか他者に届く言葉にしようとするものですし、そうした厳しい環境が真に価値あるものだけを残す淘汰を生じさせます。実際、こうしてネット上にたくさんの思考と言葉が生まれています。これこそが価値です。


かつて第一世代のオタクは世間から白眼視され、抑圧されていたわけですが、岡田斗司夫氏はあえてその役割を自ら買って出ているのです(結果的にそうなってるだけかもしれないけど!)。そんなん若者からは煙たがられるのはわかり切ってるのに。ともかく「人それぞれ」なんて言葉で簡単に相対化して対立を放棄しちゃう人よりはずっと上の世代としての責務を果たしていると思うし、「自分達の世代」を代表して下の世代に真正面からもの申そうという心意気や良し、ではないですか。


その本意はどこにあれ、老人の言葉は若者を鍛える槌です。
下の世代に迎合した若者にとって耳障りのいいことしか言わない老人よりは好感が持てるってもんです。