えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

TKスレレス2



>406 勝った負けたじゃなくって、お互いがわかり合える展開にならないのは何故?

プロヴィデンスさんとは夕陽の土手でわかり合えたじゃない(w あと、はっちまん氏とも現場で会って堅い握手を交わしたぞ。まぁそれはさておきですね、今回の場合 それが困難なのは相手に能動的な主張がなくて、結局は「お前の言い方が気に入らねぇ」「お前のスタンスが気に入らねぇ」としか言ってないからなんじゃないかと思うんですよね。>>411さんと先方さんは「私の文章の中身がない」って言ってるけど、そりゃあそんな中身のないイチャモンレベルの批判に対するリアクションに中身なんかあるわけがないですよ。だってさ、そもそも女系天皇の話をしていたのに、私はこのお相手の人が女系天皇を容認してるのかどうかすらわかってないんですよ? 皆さんはそのへんの彼のスタンスが一連のやり取りから読み取れましたか? 彼は不自然なほど自分の立ち位置を明瞭にしていないんですよね。「*選択*してない発言は無責任だ」と憤る割にはご自身の「選択」は一向に明らかにされていない。そしてその割にはかなりヒートアップされている。そこが私には謎なんです。





今回彼とのやり取りでは、私は相手を叩いたり揶揄したりした文章はほとんど交えていません
(普段に比べれば、ねw)。それは、2%ぐらいは過去の反省にのっとってなんですけど(w、 残りはなぜ彼がここまでエキサイトしているのかその理由がわからないからなのです。彼は最初から感情的ではあったのですが、それでも「仕方がないから相手をしてやっているぜ」というポーズを演出するぐらいにはまだ余裕があったと思うんですよね。感情的になっている人を揶揄する2chの定型句で「なに裸で必死に書き込んでんの?」というのがありますけど、それで言えば小難しい単語を懸命に並べ自分の優位を演出しようと虚勢を張ってみせた彼は まだ「上半身はお堅いスーツでキメているのに下半身は丸出し」みたいな状態。若さ故の懸命さも感じられどこか憎み切れないし、読んでいる方々にも微笑みを提供してくれていました。だけど昨日になってのこの更新ではそんな余裕さえ失って、文字通り「くってかかる」という印象です。上半身まで脱いじゃってる。それはもう、言ってしまえば「ただの裸」。あまり笑えません(ちなみに私は常に半裸。パンツ一丁のホランドスタイル)。なぜ彼がこうも興奮されているのか? 皆さん読み取れます? 人が見知らぬ相手にここまでヒートアップするのは自分のアイデンティティを攻撃された(と思い込んだ)時の防衛反応ぐらいしか思いつきません。例えば彼の言う通り私の文章に内実がなく「右でも左でもなくなんにもない」のだとしたら、そんな文章に対しここまでヒートアップしているという事こそ不自然でしょう。私の文章の何が彼にそんなにダメージを与えたのか、何が彼をそんなに追い詰めたのかがわからない。その理由がわからないから私もイマイチ叩けないんですよ。先に礼を失しているのは先方なんで別に遠慮する必要はないんですけど、それでもやっぱやり過ぎはよろしくない。だから匙加減を知るためにも私の文章の何が彼をここまで追い込んだのかが知りたいと思ってたんです。



最初はずっと話題にしているので「人権<<< 伝統」と彼が読み取った部分が彼のアイデンティティを傷つけたのかなとも思いましたが、彼も法で定められた範囲の外まで無限に人権が存在すると信じているほどアホではなさそうなんですよね。法や社会通念が囲い込む範囲の曖昧さと恣意性についての反駁はあるけども、「人権に限界がある」というお題そのものへの異議は上がってこないから。ということは彼は私の最初の文章で批難された対象ではない。



で、考えた結果思いついたのは、結局原因はずっと言葉を交わしている部分ではなく、最初の「右でも左でもないニュートラ
な人間が筋道立てて考えたらに、女系天皇否認という結論に至った」という内容が彼にとっては受け入れ難いものだったのかなと。彼にとっては自分こそが思想的に自由であり中立であり理論的でなければならない。逆に言えば男系継承にこだわる人間は右翼でないといけない。ところが女系天皇を否認する私がニュートラルでは自分は「左」に押しやられてしまうわけです。かといって女系天皇否認に至るロジックに対する反論も思いつかない。だからニュートラルという立場自体を根底的に否定してみたり(アイツは*選択*の責任をとっていない! 右でも左でもないだけで思想も何もない!)、実はニュートラルではないのだと主張してみせたりする(アイツは読者にある価値選択、主張を言下に伝達しているのだ。決してニュートラルではないのだ!)。とにかく彼はこうした言説によって私の価値を貶めることで「ニュートラな人間が筋道立てて考えたらに、女系天皇否認という結論に至った」という先の言説の価値を消失させたいのではないか、…という結論に至りました。まぁ、そんなとこでしょ。



その彼の努力が成果を残せたのかどうかは皆さんが判断してくだされば結構ですが、とりあえず私は疑問が一つ解けてスッキリした気分。例えばこれが「本当に女系天皇ではいけないのか」といった主題に対する素直な議論であったのなら、出発点が感情的であっても互いに妥協点をみつけたり、わかり合える展開にもなったかもしれません。私に間違いがあって考えを翻したかもしれませんしね。だけど、ロジックを否定するために発言者の人格を攻撃するやり方では、このように不毛な論争しか生み出さないのです。ツンデレなんてもう古い。人間素直が一番なのさ。





オマケの舞台裏