えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『コードギアス 反逆のルルーシュ』

ブリタニア帝国の属領となり、エリア11と呼ばれる日本。
ブリタニア人の学校、アッシュフォード学園に通うルルーシュは、シンジュクゲットーでテロリストとブリタニア軍の戦いに巻き込まれ、ブリタニア軍に所属する旧友の枢木スザクと再会する。
だが二人の前にある少女が現れ悲劇は起きた。ブリタニア軍から少女とルルーシュを庇おうとしたスザクが、銃で撃たれてしまったのだ。悲嘆するルルーシュに、少女はある能力を授ける。

公式サイトより)
秋のアニメでは一番ですね。まず絵柄とストーリーのバランスがとれているのがいい。これは重要なことで、前期の『ゼーガペイン』みたいにストーリーに対して絵の密度が足りなかったりするとやはりチグハグになってしまいますから。絵はストーリーのシリアス度に合わせて、ハード過ぎても線が少なすぎてもいけないと思うのです(だから劇場版の『パトレイバー』はあのアニメ絵ではない絵柄でないと成立しないのだ)


サンプル版で1・2話を見ての要点
①劇中での人型兵器の特性・性能・戦闘法が伝わるアクションシーン
②その特性の中での主人公機の圧倒的性能
①を満たし、その世界での「標準」をきちんと(しかもロボットアクションとして魅力的に)認知させた上で、主人公機がいかに優れているかを描写できている。この2点がきちんと描かれているのは実はすごく珍しい。



CLAMPのキャラデザで、2人の美形王子様がどうのこうのって前情報から「どうせ女の子人気目当ての耽美形の作品だろ」ってぐらいに思っていたんですけど、第一話・二話を見て、これほどロボットアニメを開始するにあたっての「作法」をキチンとクリアした作品は近年なかったなと感心しました。キャラクター面でも、セリフによる説明はなくても「劇」と「演技」でちゃんとそれぞれの個性やモチベーションのありかが伝わってきます。


物語を始めるにあたっては
●世界設定
●標準兵器設定
●主人公機設定
●主要キャラクター設定
とさまざまな要素を視聴者に伝えなければならない(しかもできるだけ説明臭くならずに)わけですけど、そのハードルをすべて高水準でクリアしていました。しかもちょっとここ数年見たことないレベルで。もちろん長い放送ですから、こっからグダグダになる可能性だってあるんですけど、このスタートで期待しないで何に期待するんだってレベルだから、見ておいて損はないと思います。


コチラで第一話が無料配信されています。