えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

こちらにも

http://d.hatena.ne.jp/eal/20051214#1134563481
「ミニモニ以降」という感覚は私にもないです。ただしBerryz工房以降はロリコンが増えたという実感はあり、そしていざ問題が起きた時に取り上げられるのはより知名度の高いミニモニの方であると予測します(ただしこれは私の主観による差であり、ミニモニとBerryz工房の間に本質的な違いがあるかどうかはわからない。私自身は違いはあると信じているのだけれど、それは私の主観を超えるものではない。事実驚くほど多くの辻加護ヲタがBerryz工房に流れているのだから…)。「つんくがもたらした犯罪ってのは全くの空論」とありますが、私はハロプロが低年齢嗜好に拍車をかけている面はあると思います。もちろん「=犯罪」ではありませんけどね。私の周囲にもベリヲタは増えました。というかほとんどベリヲタになりました。そしてその多くはBerryz工房を受容した時に示していた抵抗感を経ることなく、℃-uteを受け入れています。もう小学生OK回路が出来上がっているのです。



ちょっと話は飛びますけど、普通 人は恨みもない見知らぬ人を撃つことには抵抗があります。軍隊においても「撃て」と命令されて実際に兵士が発砲できる割合というのは意外なほど低い。この割合をあげるためにさまざまな訓練法が開発され、その発砲率は南北戦争時代の15%から現在では90%オーバーまできています。その中で、アメリカ軍ではこの訓練に精巧なシュミレーターを採用しています。要は『バイオハザード』とか『ハウスオブザデッド』の超リアル版みたいなもんですね。人間を人格をもった人間と認識する前に反射的に「標的」として認知する回路を反復強化するわけです。実効性のみを重んじる軍隊が制式に採用しているのですから、それなりの効果が実証されているのでしょう。(参考1,2


それと一緒で、日々ブラウン管の中でアイドルとして提示されている小学生の女子を愛でる行為は、ローティーンの女の子を愛玩や応援、擬似恋愛の「標的」として認識する反復訓練を受けているようなものです。シミュレーションゲームで培った反射が実戦で有効ならば、アイドルで培った反射が現実世界に有効でないと誰が言い切れるでしょうか。もちろんほとんどの人は愛玩や擬似恋愛の領域を出ないでしょう。しかし、分母が多いとその中に別の意味での「標的」としてしまう人間が出現する可能性は高まります。それはもっと複雑な条件が複合的に重なった結果だとは思いますが、そうなった時に、ハロプロが直接の原因とは言えないと思いますが、無関係だとも言えないと私は思います。


もちろんこれはアイドル全般の話であって、特にBerryz工房や小学生アイドルに限定した話ではありません。大前提としてどこまでいっても同じ穴の狢であるという認識の下で語ってはいるつもりです。