えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

罪は許されるべきである。

そして人には贖罪の場が与えられるべきである。



ヲチスレで知ったのですが、「なっちのために今何が出来るのか?」というサイトができています。率直に言えば私はファンが寄り集まって企画する参加意識の過剰な発露には非常にデリケートな人間です。例えば「卒業恒例サイリウム祭り!」とかね。ただそれでもこの件に関してはネットでの情報の再生産を発端とし、なおかつ実際以上の重要度をもって世間に広がっているような気がして、ネットの端っこに生息する人間の立場から何ができることはないのかとは確かに考えないではありませんでした(ちなみに公式見解が出るまではファンサイトで騒がないことこそが「できること」だと思ってたんですが、今となっては、ね)


で、考えたのですが、他所のサイトさんがこぞって貼った例の盗作検証サイトがありますよね。あれだと当然黒だという判定が導き出される。そしてTVではエッセイ集がまるで全編盗作であったかのように大きく報道されている。ハロプロ全員が頭を下げてさらにオオゴト感を増幅させている…。例えば普通のblogを運営しているヲタじゃない人がこの検証サイトと報道の両者を合わせて事を判定した場合、「確かに彼女は有罪だね。バカなことをしたね」という認識にしかなりません。しかしここには重要な情報が一つ抜けているのです。それは盗作箇所がエッセイ集全体のどの程度の割合であったかということ、そしてエッセイ集に対するニーズの主体はどこにあったかと言うこと。ラジオに関してもそうで、あくまで番組上の企画での作詞であって、彼女が商業用に作った歌の作詞において盗作を行ったわけではないということ。こうしたどこまで重要な問題であったのかという事実背景が「世間の人」からは見えないのです。


で、私が言いたいのは、彼女をファン心理で擁護したり彼女の人間性を訴えかけるテキスト(ファン以外の人は絶対に読みたがらない)を書くよりも、正確に状況が把握できるデータを取りまとめたサイトを作った方がネットにおける過剰な風評被害は防げるのではないかということです。例えば過剰に叩いているヲタじゃない人のblogを見かけても、感情的に反論するのではなく(←絶対逆効果)、その情報サイトのURLを教えて「このデータを見た上でご判断ください」と言うだけで済ませて、それ以上の過干渉は避ける。情報消費の早いネットでもはや遅過ぎるという感はありますが、まだ紅白を前に話題にするところもあるでしょうから、そういう時のフォローにそういうサイトがあってもいいかなと。(そのサイトにみんなでリンク貼ろう! というのは逆効果だな、と思い直した)



実際のところ自分でそこまでやろうとは思わないんだけど(正直今は集中したいことが別にある時期なので)、なっちのために何かがしたくてしょうがない!って人がいるなら少しでも指針になればと意見を出させて頂きました。というわけで一応コレ向こうの掲示板に意見として提出しておきました。ホントはそうまさんのような方が指揮をとってくれれば一番いいなとは思うんですけどね。