前回はやたらと「対バン」を推していたひなフェスですが、今回は「Fullコース」ということで、全曲フルコーラスで歌うことを売りとして押し出していました。
セットリスト構成は各グループで3曲ずつ、メインディッシュとなるグループは+3曲、これに加えてSATOYAMAユニット、研修生、ビター&スィーツ、LoVendoЯ、抽選で選ばれたメンバーのソロ曲2曲といった演目があり、最後に全員曲1曲という構成。ハロコンと違うのはステージ構成が花道とサブステージがある変則的なものであることと、各公演ごとに2人のソロ曲コーナーがあることぐらいでしょうか。去年はメンバーがサブステに行くのに地面を歩いてて、通路際以外にはまったく見えなくなっていたんで、高さがある花道ができたのは進展ですね。
正直そこ以外だとメインディシュ以外で歌う曲は直近の新曲とか、現行の単独ツアーでも聴けるものだし、ハロコンや単独ツアーにはない独自性は少ないんですよね。だからこそお目当てのメインディッシュ回やソロ曲回を見たかった訳ですけど、これそういった日程が発表されたのってチケットを申し込んだ後なんですよ。うーーん。さすがにこれは…。もし次回も申込み時点で日程情報が開示されてなかったら、私はFCでは申し込まずヤフオクを使うと思います。ここ数年できるだけヤフオクは使わないように活動してたんだけどな。
その他にもモニターに歌詞が出る曲でない曲、曲名が出る曲でない曲があったり、強制着席のファミリー席の前方向にメンバーがいない時間が長かったりと、興行としては雑な印象が目立ちました。
メンバーとしても正直何かを賭ける場であったかどうかは疑問です。どうしたって主戦場はそれぞれの単独コンサートでしょうしね(現在進行形でツアー中の娘。は特に)。だからこそ「まぁ細けぇ事はいいから、とにかく楽しもうや!」というお祭り気分を盛り上げる前向きさこそが正解であったような気がします。そしてそこに持ち味があるBerryz工房はやはり去年に引き続き強かったですね。本来ならばスマイレージもそうだったはずなんですが与えられた新曲『ミステリーナイト』が盛り上がる系ではなかったので去年ほどは弾けられなかったという印象。スキルやフォーメーションを見せつける方向性の℃-uteや娘。はステージ構成上の問題もあって。十全とはいかなかったかも。ただフルコースのタイトル通り、歌う曲はフルコーラスで歌ってくれたんで、普段歌えない2コーラス目のソロパートなどに見せ場があるメンバーの張り切る姿などは非常に楽しめました。
Juice=Juiceは私の席からはあまり全体像が見えなかったんですが、人の頭の間から宮本佳林ちゃんだけは結構良く見えました。そこで腑に落ちた佳林ちゃんの印象などはまた明日以降に。