えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『バットマンビギンズ』

宇宙戦争』と同様に、この作品は万人の知る『バットマン』に連なる物語であり結末を知ることのカタルシスはない。そして『宇宙戦争』と同じくこの作品のテンションは日常崩壊の映像的カタルシスに支えられている。すなわちCGによって作りこまれたゴッサムシティの大崩壊である。しかし主人公であるバットマンが「ゴッサムシティはオレが守る!」と宣言しまくっているために、その主張と矛盾するゴッサム大崩壊シーンを素直に楽しむことができなくなってしまっている。「すげー!」と感心する以前に「バットマンさん、あきませんやん! これめちゃめちゃ人死んでますやん!」とツッコんでしまうのだ。そこがちと残念。


あと渡部の謙さんがチョイ役過ぎる(T T)
この映画のために頭まで剃ったケンさんの純情を返してよ!