えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『ロンドンハーツ3時間SP』

実は『ロンドンハーツ』の久住さんの出演もその良い流れの一環に思えたんですよ。「有吉先生のタレントマジ進路相談」のコーナーで元AKBとして野呂佳代さんが、元アイドリングとして滝口ミラさんが、そして元モーニング娘。として久住小春さんが出演。他の二人が仕事はパチンコ営業ばかりだとか、そもそも仕事がなくて生活が苦しいとか窮状を語る横で、同じく将来の進路を相談するにしても久住さんは『CanCam』専属モデルとして生活そのものには余裕がある姿を見せていました。「野呂さん、滝口さんの悩みと、久住さんの悩みはちょっと違うよねw」と淳が示した通り、これは野呂さん、滝口さんを面白おかしくイジるために番組がわざと用意した格差なわけです。そういう扱いだから番組的には久住さんよりも野呂さん滝口さんの方が活躍していたのですが、その活躍の仕方が自虐かつ自爆気味だったこともあって(かつての仲間を悪く言ったり、「AKBはブスばっかりだと思って応募した」とか言ったり、いかに仕事がないかをアピールしたり…。そんな風に暴走気味で、おそらくは本人が想定してる以上に損をしていたし、グループの印象を悪くしていた)、結果として「元モーニング娘。」の肩書きがより高いステイタスを持っているかのようなイメージが発信されていました。


■風向きは変わったのか
こういう番組構成が可能となったのも、向こうさんの勢いがなくなってきた結果なのかなって気はちょっとしますね。だってこれ、出演したのが芹那、菊池、元モー娘。の誰か、とかだったら、逆に「さすが元AKBは今でも大活躍だな。それに比べてモー娘。は…」みたいな印象に仕立てることだってできたわけでしょう。実際、これまでそういう印象操作を結構されてた気もしますし。一昔前ならこんなAKBを下げてモーニング娘。を上げる構成なんてゴーサインが出なかったんじゃないですか? そう考えると少なくとも今はAKBを持ち上げることが各局の社是であるというような流れは変わりつつあるように思います。スキャンダル報道などに関しても、その度合いは手さぐりながらもAKBへの当たりが強くなって来ていますしね。



あ、あと久住さん自身はと言うと「ライバルは武井咲」とか果敢にブッ込んではいたんですけど、そういう一種のお姫様扱いの中だから「ああ、そうなんだ〜」って雰囲気でそのまま受け入れられちゃって拾われることはありませんでした(あれは本気だったのか、ボケとか毒舌アピールだったのか?)。そこは残念だけど、モーニング娘。の良い印象を残してくれたという点では有意義でした。