えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『Happy大作戦』 涙腺刺激仕様

通常版Bおよび限定版ABCに収録されているカップリング曲である『Happy大作戦』が、表題曲にも劣らないくらい好きなんですよね。その名の通りポジティブで明るい曲なんですが、この曲で私が注目したいのはやはりAメロの歌割り。ここでは


道重→田中→譜久村→生田→鞘師→鈴木→飯窪→石田→佐藤→工藤→小田


という具合に年次の上のものから順番に1フレーズずつ歌い回していくんです。さらに2番ではこれが


小田→工藤→佐藤→石田→飯窪→鈴木→鞘師→生田→譜久村→田中→道重


と逆に年次が若い者から上の者に回していく構成になっています。そこから厚みを増していき、タイトルにもなったサビの「Happy大作戦!」のフレーズでユニゾンの大合唱。


私はこれを聴いているとね、いつも思い浮かぶ風景があるんです。その元となったは『ハロー!モーニング』内で行われていた「カラオケバトル」というミニゲーム。そのゲームは自分が歌い終わりにならないようにメンバーが2・3フレーズ歌っては次の人にマイクを渡していくというもので、私が『ハロモニ』を見始めたいわゆる黄金期に特によくやっていたと思います。『ハロモニ』という番組も含め、ある意味で「娘。たちが過ごす他愛ない日常」の象徴のような、モーヲタとしての私の原風景の一つとなる1コマでした。


この『Happy大作戦』のAメロ聴いていると、その「カラオケゲーム」と同じように、メンバーがキャイキャイ騒ぎながら1フレーズ歌っては次の人にマイクを渡していくという光景が思い浮かぶんです。さゆかられいなへ。れいなからフクちゃんへ。フクちゃんから生田へ…。2番は逆に小田ちゃんから工藤へ。工藤からまーちゃんへ…。笑ったり、ふざけたり、アイコンタクトしたりしながら、1本のマイクを渡していく。


その他愛ない様子の愛おしさに胸がいっぱいになったり、マイクを受け渡す様が受け継がれていくメンバーの想いや歌という意味とリンクしたり、思いがけず現れた「文化継承」というフレーズにしみじみしたり…そういう諸々で鼻の奥がツンとしてきちゃうんですよね。


『BE ALIVE』が秋コン・冬ハロコンと続けて締めの曲で使われて、「じゃあ春コンのラストソングは?」って思ってたけど、今のれいななら、今のモーニング娘。なら、この多幸感溢れるこの明るい曲で終わるのもいいんじゃないかなって思いました。