えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

モーニング娘。’152015春ツアー『GURADATION』:その2


■新リーダー・譜久村聖
これまで、譜久村さんは歌とダンスの両面でツアーを重ねる毎にステップアップしているという印象がありました。特に目立った「確変!」と呼べる時期があったわけではなく、またソロ曲とか何か特別な機会で目についたというわけでもありませんが、それでも毎回「パフォーマンスがまた一つ上のステージに上がってるな」と感じさせてくれるのです。これは彼女が何か言われたり、機会を与えられたりという外的要因で奮起するまでもなく、その内なる情熱だけで着実に努力し続ける事ができる人である事を示しています。
(その特性を才能と呼ぶのなら、おそらく歴代メンバーの中でも彼女は1・2を争う才能の持ち主だろう)


そしてそれは本ツアーでもまったく変わりなく感じられました。これは何気にすごい事だと思っています。だって新たにリーダーに就任し、増員に合わせてフォーメーションも大幅に改編された上に、新メンバーのケアだってあるわけじゃないですか? どう考えても、そう言った必要業務とグループとしてのステージを問題なく仕上げるだけで手いっぱいになっていてもまったくおかしくない状況なはずです。なのに彼女はそれを成し遂げた上で、今まで通りの個人としての成長をちゃんと見せてくれた。その意識の高さはちょっとすご過ぎるなって思うし、それはやはり道重さんを身近に見ていたからこそなんだろうなとも思うのです。


もちろんそれは譜久村さん一人でできる事ではなく、他の9期がたくさん支えてくれてるからなんだろうとも思っています。一人で背負い過ぎたりもしない。でも全体として見れば彼女の慈愛に満ちた空気が全体を優しく包んでいる。八王子で見たのはそんなグループの新しい姿でした。


あとリーダー就任の心労でふくちゃんのふくちゃんが萎んでたらどうしようかと思ってたんですけど、バインバインとそんな事もありませんでした。



■生田
生田はなんか、色んな面で危なげなったですね。安心して見ていられました(飯窪さんのトークの方がよほど危かった…)。やっぱり「聖を支える」って気持ちがあるからなんじゃないのかなぁ…。あの「自分が自分が」だった生田が、なんか全体が見えてる感じがしたもの。あるいは、今想うと生田の「自分が自分が」は道重さんがいてくれる事の安心感を彼女が誰よりも感じていたからだったのかなって。


■野中コール
他の12期に比べて野中ちゃんのコールが統一されてなくてゴニョっとなるね。昔だと加護ちゃんのコールが「あいぼーん!」一色だったのに対して、辻ちゃんは「辻ちゃん」と「のんちゃん」「ののたん」で別れてやっぱりちょっとゴニョっとしてたの思い出しました。この問題を受けて野中ちゃんがblogで正式コールが発表されていました(blog)。「のなか」で決定だそうです。



■終演後
会場ビルのトイレで隣のヲタ2人が「メドレーの2曲目あれ何って曲だっけ〜?」と話してたので「『YAH! 愛したい』ですよ」と教えたら、「あざっす! 何に収録されてました?」と聞いてきたので『ベスト!モーニング娘。2』にしか収録されてないレア音源なんですよ。ほら、あの怪作CGアニメ『リリパット王国』のOPの!」「あぁー!」みたいな会話をずっとツレション状態でしてました。