えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

蛇足

媒体の端っこに身を置く者として思ったのは、あの事務所にはもう少しメディア人の生態を学んだ方がいいと言うこと。今回の事務所側からの発表はゴシップ誌に抜かれる前に機先を制したつもりなのでしょうが、あれは最悪のやり方で、私の知る限りあのように公式発表してしまうとメディアサイドは扱わざる得なくなるのです。なぜならマスコミは他社が取り上げているネタが自分の媒体にだけ載っていない(あるいは遅れて載る)ことを極端に嫌うからです。そして複数の記事が同時に展開することによって雪だるま式に「オオゴト感」が増し、コントロールできる範囲を超えて波紋が広がってしまうのです。


こういう場合はまずは1社にスッパ抜かせ、そこからの取材に対して否定せずに「これこれこういう状況で当事者への謝罪を済ませ、本人は充分反省してます」とコメントすればいいのです。そうすればそこで収束します。なぜなら基本的にマスコミ人
(特に競合し合う雑誌媒体)は他社の後追い記事を載せることを嫌うからです。後追いするならせめて新しい独自の情報をつけ加えねばなりません。そこで後追い取材が来ても最初の1社と同じコメントをし、つけ加える情報を与えなければ記事は成立しないのです。それでなくても雑誌関係者の間では「他社に抜かれたネタ」というのは「すっぱいブドウ」効果で軽視されがちですし、実際今回の場合はたいした問題ではない((金儲けのための悪意ある盗作ではないという意味で)のでここで1ステップあればまずそれ以上の波及は止まったケースだったでしょう。


理想を言えば『FLASH』や『東スポ』といった表に見えるライン以外に、必要に応じてスッパ抜かせる裏のラインを確保しておくのがベストなんだけどな。って段々陰謀史観みたいになってきたな。それとも私では想像もつかない他所の事務所からの妨害工作的なものがあったりして、それまで踏まえて対応した結果だったりするのかなぁ。そのあたりはもう妄想の範疇なんで言ってもせんないですけど。



私が出会った仕事ができる人はみんな「負け方」、「謝り方」がうまい。
謝りながら次の仕事をとったりする。
彼女たちを支える人たちにはそういう一流のプロであって欲しい。