えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『生首に聞いてみろ』(法月綸太郎)

「このミス」1位だって言うから忙しい合間を縫って読んだというのに…。
絶対にジャンルの枠を超えないジャンルノベルの類だったな。
探偵が被害者の周辺にシンパシーを感じているわけでもなく、
犯人に憤りを覚え、その意図を暴いてゆくわけでもない。
つまり人の情動というものがまったく事件を追うことに関わってこないのだ。
パズルを解くような感覚しか伝わってこない。
そのために謎を解いた時のカタルシスがパズルマニアにしか
共感できないものになっている。人の感情というのは
もっとも普遍的なテーマなんだから、ジャンルの枠を超えるには
主人公の動機と解決、そして解決に際しての感情的カタルシスが必要だったのではないか。
あと単純にトリックに無理が多過ぎる。
トリックを前提に人の感情を設定しているきらいがある。


■2004年九十九式ベストアルバム
http://type99.net/2004/12/site_24.html
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ボンブラソニン、玉置
今日のコンサートのレポを書いてみたいのですが、
とりあえずは明日の朝までの仕事を仕上げます。
明日は明日で裕ちゃんのコンサートだから難しいなぁ。