えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

七草がゆ


七草がゆ

今日は七草粥を食べました。うちの実家も嫁さんの実家も七草粥を食べる習慣はなかったけど、そんな二人が共同生活を始めて、ネットで風習とレシピを調べて新しく習慣ができていくのは面白い。


…とは言っても、本来はお正月に食べ過ぎた胃を休めるためのものなのにガッツリ揚げ物がオカズになっているあたり、正しく伝統を受け継いでいるわけじゃないんだけどね(汗) そもそも本当は朝に食べるものらしいゾ。



■『箱入り息子の恋』
星野源主演の映画『箱入り息子の恋』を見ました。極度の人見知りで職場である市役所と家を往復する毎日を過ごし、休日も家に引き籠ってゲームばかりしてる男性と盲目の女性との恋愛物語。ただ女性側は盲目という要素よりも、むしろ父親が支配的過ぎる家庭で育ったという属性の方が強かったかも。


主人公たち男女の物語の帰結はいいとして、もう少しだけ周辺に視点を広げて落着させて欲しかったというところ。例えば主人公はある事情からどうしても女性に会いに行かきたくなって、それまで数十年 無遅刻無欠勤だった職場で突然叫び声を上げたあげくに早退して飛び出して行くんだけど、その後 彼が職場でどのように受け入れられたのかの描写はないのですよ。……気になるじゃん! 


タイトルにある通り、一人の世界に閉じて完結してた「箱入り息子」が、他者に対して開いて、無様ながらも外の世界に踏み出す過程を描いているわけですから、その結果をカップル2人だけで閉じた世界で終わらせたんじゃ進歩がないと思うんですよね。もっと周囲の世界との関係を描いた方が、ちゃんとカタルシスを得られると思うのですよ。