えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

ミチシゲ☆イレブンSOULin武道館

オープニングアクトであるJUICE=JUICEとLoVendeЯから「これだけでチケット代分の価値はある!」とフクちゃんのお墨付きオープニング映像。そしてメンバーが登場し1曲目の『君さえ居れば何も要らない』が始まりますが、ここでの衣装が「モップ」と言われた黄色のものから白い衣装に変更になっていました。ちょっとしたことながらこの衣装変更が「今日は特別なんだな」と思わせてくれた最初のサプライズでしたね。


サブリーダーの発表があった最初のMCを挟んで『大きな瞳』までは通常公演通りでしたが、そこからはセットリストも大きく変更。通常公演から『ピョコピョコウルトラ』の他、『私のでっかい花』、『なには友あれ』、『大好きだから絶対許さない』、『いつもと同じ制服で』、『LOVEイノベーション』などのC/W曲群はオミットされ、代わりに笑顔YESヌード』→『女が目立って なぜイケナイ』→『なんちゃって恋愛』→『気まぐれプリンセスという通称プラチナメドレーが追加されていました。それはまさに「世間から見向きもされなかったプラチナ期だって私達はこんなに最高だったんだ!」と言わんばかりの迫力。あの時代を生き抜いて今に辿り着いた6期の反骨精神と矜持をヒシヒシと感じました。


中盤のれいなソロ曲は『Rockの定義』。バックダンサーは鞘師さんとまーちゃん。フォーメーションを気にして周囲に合わせる必要もなく、ダンスだけに集中した鞘師さんの荒ぶり度合いは半端ではなかったですね。そして銀紙射出バズーカ特攻を盛り込んだ『ドッカ〜ン カプリッチオ』で本編終了。


アンコール明けは再びれいなソロで『キラキラ冬のシャイニーG』。そこから全員が出て来て順番に挨拶。いつもの卒業挨拶と違って送り出す側の言葉だけじゃなく、れいなから一言ずつ返すスタイルでした。「泣かないって決めたから」と笑顔をキープするも最後のハグでやっぱり泣き出してしまい、以降くどぅーの肩につかまって泣きじゃくっていた佐藤まーちゃん。「泣かない」宣言をしてた割にはだだ泣きだったくどぅー。最後の最後で「私服がダサい」とダメ出しされる石田さん。「イジられても泣かなくなった。強くなった。これからはさゆにズタボロにイジられて」と言われる生田。そしてその瞬間にさゆがドS顔になってたのをソロショットで見事に抜くカメラスタッフとスイッチャーさんの素晴らし過ぎる職人技。「今だから言えるけど最初は好きじゃなかった」と言われて崩れ落ちるさゆ…。涙するメンバーはいるものの、基本的には笑いに包まれて明るく挨拶終了。


そして『HAPPY大作戦』。上空からはれいなの挨拶が書かれたスポンジが雪のように降ってきて、曲の大団円感をさらに増強させます。いったん全員がはけてからのダブルアンコールで『シャボン玉』。暗闇の中でイントロがかかったと思ったら、スポットライトの中に田中さんが浮かび上がり
愛する人〜は」→ 「れいなだけー!!」
の大合唱。そして次に鞘師が現れて次のパートを。3人目にさゆが現れて「なのにどこ行ったんだよー!」で会場が弾けてライトの中に全員が出現。もっとれいな主体となるかと思いきや、「このメンバーにこんなに!?」というぐらい9期〜11期にもパートが割り振られていて、しかもそのどれもが今後の飛躍を確信させてくれるような出来映え。過去を懐かしむだけじゃなくて、未来志向の『シャボン玉』に思えて、実に頼もしく思えました。



そんな感じで、とにかくできるだけ湿っぽさを排した、田中さんらしい明るく前向きな卒業式でしたね。卒業云々よりは、まずは「楽しいコンサートだった!」と心から言える内容だったことが何より嬉しいです。10年前の自分に会ったら、
「お前が大好きなモーニング娘。は10年後も最高だ!」
と言ってやりたいですな。