えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

アルバム曲

先日も動画を張った『What's Up? 愛はどうなのよ〜』だけど、鞘師さんのラジオでフルで聴くことができました。私としては「これ次のシングルにしとけば良かったんじゃないの?」と思うぐらいお気に入りです。田中・鞘師がボーカルでメインを張りりつつ、道重さんと譜久村さんも目立つし、展開も目まぐるしくって飽きさせないし、ダンスフォーメーションも派手で楽しい。ファンとしても満足できるし、「外向け」としてもかなり見栄えがすると思うんですよ。あぁ、この曲をリリースして各地で歌い踊る姿も見たかった!


なんだかモーニング娘。のアルバム曲でこんな風に「シングルでいいじゃん!」という曲が入っているのは珍しいし、すごく贅沢なことに思えます。2ndの『Night of Tokyo City』なんかはシングル曲に近いルックスだけどやっぱり『DHOM』に比べれば一味足りないし、4thの『本気で熱いテーマンソング』もイイ線いってるけど自己言及ソングだから本来は外向けではない。6thからは実際に『直感』がシングルカットされたけど、やっぱりこれもライブでは盛り上がる曲なのにシングル曲としてはやや力不足でした。7〜11thのプラチナ期はむしろシングル曲の方が降りて来てアルバム曲との境界が曖昧になってしまった印象だったけど(汗)。 ※1


もちろん求められる機能が違うのでシングル曲っぽいってのがイコール良い曲ではないってのはわかってるんですけどね。コンサートのオープニングナンバーとして『SONGS』ほど高機能な曲は他に知りませんし、最後の曲として『涙ッチ』は最高です。ファンの前だからこそできる『モーニングカレー』とか『シャニムニパラダイス』とか『グルグルJUMP』、『元気ピカ☆ピカ』なんてちょっとお馬鹿テイストの曲も愛おしい。


ま、ともかく「シングルでもおかしくないんじゃ?」と思える曲をアルバムに投入しているあたり、つんく♂ボーイがまだまだ娘。に気合入っているようで嬉しい限りというお話でした。アマゾンから届くのも、コンサートで聴けるのも本当に楽しみです。




※1 私はシングル曲が満たすべき要諦の一つは「その時のメンバー構成に最適化された曲であること」だと思っているのです。そういう意味では中国人2人を加入させた時にそのことを曲内で明確に示し、それを曲の魅力に取り入れた曲をちゃんと出すべきだったと思っています。それこそ『雨の降らない星では愛せないだろう』のようなのをね。そこに踏み切る勇気がないなら = 戦力として有効活用する気がないなら、そもそも中国人を加入させる意味ないじゃんって話になっちゃうので。


だからこそ、9期が入った直後の『マジですかスカ』や、新生モーニング娘。になって第一弾シングルの『One・Two・Three』なんかの、「これは今の娘。ならではだな!」と思わせてくれた曲は大好きだったりします。