えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

上からマリコ

各メンバーのコメントはそれぞれ独自の色をつけようと頑張ってて面白くはあるし、それぞれの胸中を思うと感じる部分もあるんだけど、やっぱ個人の感想に終始する子は、外側から見てる人間にとってはそこで興味が完結してしまうんです。そういう意味では、「新人どもよ、倒す気でかかって来いよ」と自分の立ち位置とグループのあるべき姿を視野に取り入れた篠田さんのコメントが一番秀逸でした。これがあったお陰で、それを踏まえての篠田さん以降の上位陣のコメントも一段締まった気がします。あれはTV的にも評価高いでしょうね。


私のような「ちょっと詳しい」ぐらいの人から見れば、指原の躍進以外ほとんど去年と動きがない(しかもそれも十分に予想された動きだ)わけですよ。ほとんどのお茶の間の人にとってはそうだったと思うんです。中継番組でさかんに「大変なことになってきた」と煽ってるけど、結局選抜メンバーはいつもの顔ぶれなわけですしね。


実際、3年前の上位陣とほとんど面子は変わってないし、その頃上に行けなかった中期以降の中間層メンバーは下に消えて行った。世代交代ができていないというのは今のAKBが抱える一番の問題でしょう。だけどあの篠田さんのコメントだけ見ると、そこを糊塗して、「これからもAKBの動向は見逃せない!」「果たして来年はどうなっているか!?」という煽りが使えそうな、あたかも活発な動きがある状況かのように演出することはできる。唯一の変化であった指原の躍進もあれのおかげで「ついに次世代メンバーがオリジネイターたちの一角を崩した」という意味で固定できたしね。。(でも実際は、指原は中期メンバーの代表的な動きではなくかなり特殊な例でしょう?)。なんというか、世間から見た今回のイベントの<色>を決めた秀逸な一言であったように思いました。


…でもだからこそ、これだけ堅固なメンバーを崩して上に行けって、新人にゃなかなか難しい注文ですわな。