えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

嗣永桃子@『めちゃイケ』


http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1767.html
(リンク先動画あり)


めちゃイケ』の『AKB以外だらけの大運動会』で
ももちことBerryz工房嗣永桃子さんが大活躍で各所で話題になってますね。


気になるのはどれくらいが台本だったのかということなんですけど、少なくとも最初のノーメイクの部分は台本じゃないと思うんですよね。なぜなら他のグループに何もコント的なやり取りが用意されてなくて、Berryz工房だけにあれだけの台本が用意されていたとは思えないから。


そう思って冒頭の部分を見ると、加藤浩次にはももちが自分からふってるんですよね。最初はももちアタックから「許してニャン」でジャルジャルの若いのにツッコまれているんですけど、ジャルジャルはリアクション薄いは、ツッコみ弱いわでイマイチなんですよ。まぁ、相手はアイドルなんで遠慮したんでしょうけど。だけどそれじゃあ笑いは成立しづらい。「こりゃアカンわ」と。「これじゃカタルシスを得られないわ」と嗣永プロは判断したわけです。そこで
「あ〜加藤さんがイライラしうてるぅ〜」

と自らふっているわけです。つまりこれは


「朝の帯番組でお茶間に無難な笑顔を振りまいているお前にじゃねぇ。
私は極楽トンボの加藤と、あの狂犬と恐れられた加藤浩次とからみたいんじゃ」


というアピールなんですよ。わかりますか。まるで任侠映画の「最近の若いモンじゃなく、わしゃあ九頭龍のヤスと恐れられたお前にワシのタマを預けたいんじゃ…」という、典型的な相手を「男と見込んで」というシチュエーションじゃないですか。芸人として、こうまで見込まれて応えられなきゃ男じゃない。そういう流れで渾身の蹴りがさく裂しているわけです。そしてそこでのカメラに対する完璧な位置取りとリアクション。この時点で、嗣永桃子加藤浩次の間には強い信頼関係が成立したのでしょう。加藤浩次が「本番中もコイツのことは全部オレが拾ってやる」という意気を抱いていたとしても不思議ではないくらいです。


だから上のまとめサイトでの「あんなん加藤がいなけりゃスベってただけだ」「加藤のおかげ」というコメントはピントのずれた意見だと思うのです。そういう一方通行な関係ではなく、嗣永桃子が加藤を男と見込み、加藤浩二が男として応えた、そういうプロ同士の熱いドラマだったのだと私は思うのですよ。