えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

辻ちゃんのこと

昨日の『金スマ』で私の中で改めて驚きなのは、前半ではモーニング娘。の全盛期・まさに輝ける栄光の歴史を紹介しているわけなんですけど、そのパートよりも、お弁当披露とか、料理してる姿とかを見られることの方が普通に楽しかったってこと。辻ちゃん自身も変わらず幸せそうだし、視聴者にも決して過去の全盛期に比べて現在の幸福度が見劣りするものではないという印象を与えたと思うんですよね。


それって、なんかすごくないですか? 


まだうまく言葉にできないんですけど、どんなけさ「舞台裏では大変だった」って聞かされたって、やっぱトップスターの時代ってその人が一番輝いている時代なわけじゃないですか。ましてや、あの青春の象徴のようなモーニング娘。ですよ。かけがえのない仲間と時間を共有し、情熱を燃やしたアイドルの頂点ですよ。私は今もあの頃に感じた感動と評価を1mmも改変するつもりはありません。彼女たちはまぎれもなく最高でした。


なのに


そんな栄光の時代と比べても現在が劣らぬ輝きを見せている。
これは本当にすごいことだと思っています。


言葉ではそりゃ誰だって言えますよ。普通が一番って。
でも誰だって華やかな芸能界に憧れは持ってるし、
叶うならばスターになりたいって気持ちはあるわけでしょう?
普通なら、どうしたって見劣りしちゃいますよ。
あの頃は輝いていたなぁって、なっちゃいますよ。


好きな人と結婚して、子供を産んで、育てる
その当たり前の営みが、アイドルの頂点を極めることと変わらないぐらい幸せなことなんだって、そんなテーゼを体現できるのって本当に稀有な才能だと思うんです。 メディアやエンタメ作品が恋愛の価値ばかり宣伝して、そういった日常の幸せを提示することができなかった結果、今の晩婚・少子化の世相はある。そんな時代の空気を変える起点として、まさに辻ちゃんという存在を時代が求めているのかもしれません。