えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。


で、昨日の話の続きなんですけど、私の場合、興味の持続期間というのは分類の難しさと比例します。何かを好きになった時に、「なぜこの対象を好きになったのか」という対象の魅力分析と自己分析をするのが好きなのですね。

昨日も例に挙げたピチカートだと「渋谷系」「テクノ」とラベリングしてすぐに引き出しにしまってしまいます(音楽通には曲ごとにいろんな試みが読み取れてそうじゃないのかもしれませんが、私の耳では、ということで)。ところがPerfumeの場合は、楽曲、ダンスパフォーマンス、3人のパーソナリティ、長年の下積みを経て奇跡のブレイクという美しいストーリーといったいろんな要素が複合的に作用し、どれが決定的な要素なのかなかなか答えが出ません。だからこそ興味が持続するのです。


かつては私にとってモーニング娘。もそうでした。かわいいだけでなく、カッコイイ。「やらされている」存在であるアイドルであるハズなのにアイドルらしからぬ必死ささの根源は? つんく♂に魅かれているのか、メンバーに魅かれているのか? 多くの謎を孕んだ複合的な存在であったのに、いつからかつんく♂の影は薄れ、かわいい系に偏ってゆき、私はそれに「アイドル」のラベルを貼ってしまったのです。


あと例えばAKBだったら、私の世代には見る前からデカデカと「秋元プロデュース」のラベルが貼ってあるような気がしてしまって、いまいち興味を惹かれないというのが実情です。


人の目に止まるにはシンプルな突出した要素がないといけないけど、それだけでは飽きられるのも早い。きっとそんな問題を抱えて、芸能人の売り出しに多くのプロデューサーが頭を悩ませているのでしょう。