えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

ハロプロ話

ハロプロの隆盛に、インターネットや2chとの親和性が少なからず寄与していたことは多くの人が認めるところだと思います。楽曲大賞でハロプロの歴史を振り返るコーナーがあったのですが、見てみると2ch内での専用スレッドの創設、リンク集文化圏、アンテナ機能やインスタントメッセンジャーの普及、そしてblogツールの導入・・・・ さかもとさんを始めトレンドに敏感な人の誘導のおかげもあって、ハロプロファンはネットにおける先進ツールや流行をかなり早期に取り入れていたし、その時々のネット上の動きにシンクロしていたとも言えると思います。


しかしその時代との親和性という側面は最近ハッキリと薄れてきたように感じます。例えば今、ネット上のオタコンテンツとして目立っているニコニコ動画。中でも「アイドルマスター」関連のMAD動画(コラージュPV)と、ボーカロイドソフト「初音ミク(※)に「〜を歌わせてみた」系のエントリーは怒涛の勢いで毎日増え続けています。なのにこれにハロプロの曲がほとんど見当たらない。今のハロプロは、このような「面白いこと」・「新しいこと」に敏感で、しかもクリエイティブな才能を持った人の関心を惹く対象ではなくなっているということなのでしょう。仕方がないとも思いつつ、やはり淋しくは感じるのでした。




※)初音ミク
クリプトン・フューチャー・メディアから発売されたボーカロイドソフト。歌詞と音階を入力し、バーチャル歌手・初音ミクに歌わせることができる。ビブラートやブレス、抑揚などの調整も可能で、作り込めばかなり肉声に近いニュアンスを出すこともできるとか。


初音ミクに「levan polkka」を歌わせてみた (※2)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm982882
私が最初に見た動画。シンプルでやたら耳に残る。現在もヒット中。


初音ミクが本当に本気で「奇跡の海」を歌ってくれた
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1250829
お気に入りのアニソンを歌わせるのはミク動画の定番だが、人間的な表現に肉薄した例として高い評価を受けている。


みっくみくにしてあげる
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1237258
■もっとみっくみくにしてあげるVer2.2
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1198523
ミク界隈で国家認定されたオリジナルソング


■こっちがほんとの国家
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1257921


■週刊みくみくランキング
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1236668
ニコ動に投稿された作品のランキング・ダイジェスト


(※2)
元ネタ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm995197