えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。


浅野氏「隣国の悪口を言うのは良くない」
戦略として、私ならこうは言わないなーというのが最初の感想。超極論だけど評価軸を左・右(あるいは親韓・嫌韓)だけに簡略化してみると、石原都知事と浅野氏との中点を境として、右寄りの人は石原都知事に、左寄りの人は浅野氏に投票するという傾向が想像できる。そして石原都知事は左の人からは蛇蝎の如く嫌われているので、浅野氏がどれだけ右に歩み寄っても「石原よりはマシ」という評価さえ維持できれば左寄りの票を手放すことはないだろう。となれば、できるだけ右に寄って「石原よりはちょっと左」の位置を確保すれば、一番広い層から票が期待できるのではないかいの。


この例で言えば「隣国の悪口を言うのは良くない。もちろん、わが国の悪口を言う隣国の政治家も態度を改めるべきだが」とでも言っておけば、石原都知事を批判しつつ、バランス感覚がある人かのように見せることができ、あわよくば右よりの人からの票も期待できたかもしれないのに。右寄りでも石原都知事が嫌いだって人は結構多いしね。(「悪口」と「批判」の違いはとりあえずさておくとして)


こういうピーアール戦略の部分で「政治的な判断力・戦略性に欠ける」と思われれば、中間層の票も逃しちゃいそうだ・・・と、つらつらそんなことを入稿日なのにいくら待っても来ない納品を待ちながら考えた。