えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『時空を超え 宇宙を超え』


アライブ・モーニングの宮元さんも書かれていた通り、美しいメロディと透明な違和感が響き合う美しくも壮大な曲。


この曲を聴いて私の中で浮かぶのは十連惑星の死と再生を踊る女神達のイメージ。そして違和感の根源でもある終始ポロンポロロンと鳴っている高音−−サンプリング元はピアノなんだろうけど、加工されてピアノらしからぬ感触を持つあの音−−は生命の象徴なのです。本来なら温かみを感じるはずの生命の響きも、星の寿命という久遠の単位に引き延ばされた時空の中では、種の発生とその終焉までもがあのような0と1に明滅する硬質な高音の瞬きとなるのではないか。それは私達が決して日常的には感じる事のない命の姿。だけど、遺伝子の中には確かにそんな生命の歴史が刻み込まれており、どこか郷愁すら感じさせる。


そんな命の瞬きに包まれながら、悠久の刻を踊る星乙女たち。
死んでは生まれる新しい細胞、新しい自分、新しいモーニング娘。新しい星…… 
彼女たちの躍動する命が、まさに時空を超え 宇宙を超えて、壮大なテーマと一つになっていく様を感じるのです。