えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

漠然と去年のこと、今のこと

今日で「ミチシゲ☆イレブンSOUL」ツアーのホールコンサートは最終日を迎え、あとは21日の武道館を待つばかりになるのですね。


去年のGW明けはどうだったかな。去年は『ウルトラスマート』ツアーをやっていて、GWはやっぱり中野サンプラザで公演していました。そして確か私が見に行く数日前だかに、新垣さんが卒業する5月18日の武道館公演で光井さんも一緒に卒業することが急遽発表されたのでした。本人にとって不本意な形で仲間が辞めるというのは紛れもなく悲しい出来事。メンバーはそのこと自体にも悲しんだでしょうが、一方でガキさんの卒業に向けて意識を集約させていった時期でもあったので、どちらに意識を集中させることもできずに複雑な想いを抱えることになったことでしょう。実際に道重さんもラジオでそのように語っていました。そしてそれぞれに思い悩んでいたメンバーたちの心を改めて一つにしてくれたのが、生誕祭に泣きじゃくって喜ぶ佐藤優樹の純真な姿であったと。


ちなみに私は入ってませんが、今年の中野サンプラザ公演最終日でも佐藤まーちゃんの生誕祭が行われ、まーちゃんの喜ぶ姿に会場は温かい空気に包まれたと聞いています。




ともかく光井さんの卒業のタイミングが波乱を呼んだのは事実。そうやってある意味ではメンバーやファンに複雑な心情を強いてでも人員整理を強行し、「新生モーニング娘。」としての態勢を整えて臨んだのが、50枚目のシングルOne・Two・Threeでした。『One・Two・Three』の発売に際してはイベント、握手会、巨大看板、ネット展開 etc…とこれまでにない意欲的なプロモーション活動が展開され、本当に「売るぞ!」というストレートな気持ちが伝わってきましたね。これを受けて『One・Two・Three』は売上げ10万枚を突破。新生娘。は幸先の良いスタートを切ることになったのです。


ただ、ファンが感じた盛り上がりが世間に伝播するには半年から1年のタイムラグがあります。正直、これまでアップフロントの運営を見て来た私には、事務所のここまで積極的な姿勢や、楽曲のクオリティがそれまで維持できるとは思ってなくて、どこかの時点で失速するのではと悲観していました。しかし事務所とメンバーはそれを見事にやり切った。あれから1年。今、モーニング娘。は「2曲連続オリコン1位」の肩書きを手にし、「キテる!」という評判と共に芸能の王道の真ん中を歩んでいます。



そんな新生モーニング娘。の姿も来る21日には田中れいなの卒業をもって一度解体されてしまいます。歌唱面での柱であった田中さんの抜けた穴を埋めることも、12期を迎えて新しいイメージを立ち上げることも大変な試練でしょう。しかし、今は残されたメンバーやそれを支えるスタッフ、つんく♂の人選眼を信用することができます。「事務所に対する信頼の回復」−−この1年での私の中での大きな変化はそこですね。頭を空っぽにしてメンバーの姿を楽しむためにも、そこだけは必要な要素ですから。そして多分、仕事においての「信頼回復」って恐らく一番難しい部分なんですよね。信頼を失うことは一瞬でできますけども。だからそれをやり切って、私が無心に楽しめるようにしてくれた事務所には感謝感謝です。



そんな風にグループの将来に関しては楽観視できているんですけども、ただ道重さん個人の気持ちだけは心配ではあります。なんでも話すことができた同期がいなくなるというのはどう考えても淋しいだろうし、ストレスも増えるでしょうから。いくら飯窪さんや譜久村さんが実務面でのサポートをするといっても、キャリアの差も関係性の差もまだまだ大きいですからね…。かと言って道重リーダーの発信力はこれからの娘。にも必要不可欠なもの。ホント、道重さんのストレスが少しでも軽減するのならラジオや現場MCでファンを相手に好きなだけ愚痴って欲しいと思います。