『ＡＫＢ0048』

いろいろ制約は多かったでしょうに、設定・脚本は本当に高レベルで作り込まれていてここ近年でも随一というくらい安定してました。「声優選抜」として声優陣に挑んだメンバーもなかなかうまくこなしていたと思います。ただ、それが逆にとっかかりを失くしていたようにも思いましたね。違和感ない程度には演技がうまくて、しかも渡辺まゆゆさん以外はライトなファン層にはあまり馴染みの薄いメンバーなもんだから、声を聴いても「ＡＫＢが声優に挑戦してる」という感じがあまりしない。いっそ一人ぐらいはイクサー３や石川梨華ちゃんばりに下手な人がいた方がフックになったような気もします。

破綻がなさ過ぎてネタにしづらいからか、アニメファンサイドからもアイドルファンサイドからもイマイチ反応が聞こえて来ないんですよね…。

可変強襲ステージ艦"フライングゲット"とか、戦闘で使ってる機関銃が「ＡＫ-48」とか、板野サーカスをするサイリウムミサイルとか小ネタは結構好きでした。