シングル『風は吹いている』は『MUSIC JAPAN』での被災地の映像と重ねたＶＴＲを見て、ようやく「あ、これが正解だったんだな」と思えました。これまで、単純にＡＫＢの曲としてスタジオライブを見て、歌詞が具体的過ぎることから生じる違和感が胸に残ってずっとモヤモヤしてたんですよ。
こういう真面目路線があった上での次シングル『上からマリコ』が、振り幅として機能しているのが今のＡＫＢだなとは思います。あと真面目路線にしろ、笑顔路線にしろ、アジテーションソングにしろ、桜合唱曲にしろ、基本的にポジティブであることは一貫しているんですよね。グループの顔たるシングル曲ではグジグジした失恋の歌やネガティブな歌はない。正直そこはハロプロに… というかつんく♂に見習って欲しいところ。何度も言いますけど、"若い女の子が" "集団で"失恋ソングを歌うことへのニーズなんて、私はまったく無いと思ってますので。
…ただ、ＡＫＢ-ＮＥＴの「私と子供作ろう」ってヤツは久しぶりに「スベったなー」という印象だったけど。
