えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

尖閣ビデオ

結果として国民の目にするところとなったのは良かったと思うけど、やっぱり流出自体は不正行為なわけで、流出させた誰かを「国士」なんて持ち上げるのには違和感を感じてしまいます。二・二六事件の後でもクーデターを起こした青年将校たちを国士と持ち上げる向きがありました。それがその後のどういう時代の空気を醸成し、この国を何に誘導していったかを考えると、やっぱり表立って持ち上げるのは控え、建前としても「非難」の姿勢を維持するのが良識というものでしょう。ただ、それも一方的であってはいけません。


朝日なんかは例によって
>仮に非公開の方針に批判的な捜査機関の何者かが流出させたのだとしたら、
>政府や国会の意思に反する行為であり、許されない

なんて言ってます(コレ)。これ自体は正しいんだけど、一方であまりに世論や国民感情と乖離していた政府のこれまでのこの問題への対応はやはり
「国民の意思に反する行為であり、許されない」
のだと思います。その双方が互いに牽制し合って、民意や正義から逸脱しない状態が保たれるのが健全なあり方なんでしょう。