えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

チームK 5th 逆上がり公演

曲チェックのために自分が見たチームK公演をDMMで視聴する。ちなみにセットリストと歌われた歌の歌詞と短い映像は公式サイトで確認できます。これはいいサービスですね。衣装チェンジも確認できるし、リンク貼ってレポもしやすい。(逆にレポする気なくなるかも?)


楽曲的には「〜的に良く出来た曲」が多いという印象があり、どれも穴はないのですが、ハロプロのような音楽的な驚きは少ない。あの時期に80年代ダンスチューンをほおり込んだ『LOVEマシーン』もそうでしたが、全盛時のつんく♂は『ミスムン』にしろ『ウィアラ』にしろ、マーケティングからは決して導き出されないような曲調を持ち出して世間の意表を突いて来るところがありましたね(今はアレですが…)。展開のめまぐるしい『RIVER』にしても、カッコイイ系の「J-POP」として分類される範囲に破綻なく収まってる分、『ウィアラ』のようにギョッとさせられることはないです。これがAKB全体の傾向なのかは他の楽曲を聴いてみないとわからないのですが。


ただ『逆上がり』って曲はファンク成分多め、なおかつガールズポップとして爽やかで、明るいのに少し切ない感じが私の好みでした。多分モーニング娘。的なものが好きな人なら、この公演の中ではこの曲を一番に選ぶと思うな。これは歌詞世界も爽やかで鼻につく部分はないです。
逆上がり ある日できていたのよ
ってのが妙に良くてね。私も小学3年の頃、逆上がりができなくて近所の公園で泣きながら練習した覚えがあるんです。そしてある時できるようになって、もちろん嬉しくもあったんだけど、なぜか胸がシンと痛むような気持ちになったのを思い出しました。できるようになるってことはできなかった自分を失うこと。それを過去とすること。あれは変わること、成長することの切なさを感じた私の初めての記憶だったと思います。(『逆上がり』公式映像



『否定のレクイエム』は曲はいいんだけど、友人の死を題材にした歌詞が苦手。恋愛は未経験で歌ってもいいんだけど、死に関することはあまり経験なく歌って欲しくはない。もしくは高橋ジョージみたいにそれ一発にしておくべきだ。彼が歌手として一発屋となったのは、そういう聴き手の無意識下の欲求が彼の『ロード』以外でのセカンドヒットを許さなかったからなのではないかなとか思ったり。(『否定のレクイエム』公式映像


『その汗は嘘をつかない』はわかりやすい高校球児応援ソング。ハロプロ楽天応援ソング『マンパワー』みたいに外してくることはなく、ちゃんとテーマに沿った良い出来で、あるべき姿、想定通りの姿……なんだけど、どこかそれにもの足りなさを感じるのはハロプロ病でしょうか。関係ないけどこの時の金ラメのセパレーツに赤い布って衣装は『サイコソルジャー』の時のアテナを思い出させますな。(『その汗は嘘をつかない』公式映像



わがままな流れ星は80年代のキワモノアイドルデュオのパロディ。キララとウララほどはブッ飛んでないけど。きっとこういう人が昔にいたんだろうなぁと思わせます。やっぱ「〜的」というベクトルでは非常に出来が良いのです。(『わがままな流れ星』公式映像



で、他の公演の映像とかも見てみて思ったんですけど、私、ボーカルグループとしてはチ−ムAの歌声の方が断然好きですわ。こんな大人数なのに結構印象違うんですね。まぁ、どのメンバーの声によって違うのかまではわかりませんが。