えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

コメント欄がなかなかに盛況で有難い限りなんです。むしろコメント欄が主役なんです。本当の主役はアナタです。なんかAKB側の立場で書かなくっちゃいけない流れになっちゃってるんですけど、実際のところAKBについて何にも知らないので、間違ったこと書いてないかちょっと不安というか、もっと適任はおらんのかいなって気分ではあります(^^;) まぁ、昔からその時々の更新内容によって五期ヲタと言われたり、黄金厨と呼ばれたり、紺野ヲタと言われたり、石川ヲタと言われたり、ロリコンと言われたり、アンチキッズと言われたりする私なんで、らしいっちゃらしいんだけど。でも、なぜか高橋をいくら褒めても高橋ヲタ扱いされたことはないんだけど! もちろん愛ちゃん大好きTKです。ほんばんは。



そのコメント欄でAKB批判の材料としてしばしば挙げられていた脱退システムについて少し読んだのですが、ビジネスライクな首切りは確かにハロヲタの生理には合わないものだろうと感じました。ただ、ここで一歩引いて俯瞰すれば、当然のことながら双方の方策にそれぞれメリット・デメリットは存在すると思います。


実際のところどちらの卒業・脱退にせよ、その主導権が事務所にある以上、ビジネス上の都合による人事異動(懲罰的なものを含む)という側面は否定できないと思うんですよ。ハロプロだって、ファンの全員が市井ちゃんが「シンガーソングライターを目指して脱退した」と本当に信じているわけではないし、小川さんの「語学留学のため」という卒業理由を万人が納得しているわけではないでしょう? 


その上でのファンへの見せ方の比較となりますが、ハロプロの場合はその加入や脱退といった人事に「かけがえのない仲間との出会いと別れ」という意味を付与することで、ファンやメンバーがそのグループに対して思い入れを持つことを促進してきました(なぜか2002年の改編だけは意味付けを放棄した剥き出しの人事異動でファンから非難を浴びましたが)。またそこに物語性を付与する都合上、物語が醸成されるために一定の年月が必要なため、一旦加入したメンバーは一定期間の活動が保障されることになります。これによってファンは安心して応援することができます。


ただしそれは裏返せば
・いったん加入させたメンバーが戦力にならなくても容易には解雇できない
・一定期間の活動が保障されるためにメンバーから危機感が失われる
・スキャンダルなどによる解雇のダメージが大きい

といったデメリットを併せ持つこととなります。
(ちなみに3つ目はあくまで「スキャンダルによるダメージ」ではなく、「スキャンダルを理由に解雇することによる『物語』へのダメージ」です)




逆にAKBの方は、こうした物語性を切り捨てる代わりに即応性を重視したスタイルだと言えるでしょう。メンバーの緊張感を持続させると同時に、ファンをより刹那的・享楽的なアティチュードに誘導する方策と言えるかもしれません。
(「AKBの物語ヲタ」に対しては、物語性が及ぶ境界線の流動性をあえて保っているということか、な?)



比較してどちらの方策が正しいというわけではなく、
どちらを支持するかは個人の好みの問題でしょう。


各事務所はそれぞれの方針に合わせて、
メリットを最大化し、デメリットを最小化させるよう努めればいい。
ただ今はハロプロサイドのデメリット抑制が不十分で、
そのスキをつかれた印象はありますね。