えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

方策

前の更新で「新規参入が途絶えたアイドルは死に体」なんて書きましたけど、これは事務所も頭を抱えている問題ではあると思うんですね。だって普通プロモーションなんて認知度を上げるためにするもので、モーニング娘。の場合は認知度自体は既にほぼ100%の状態にあるわけですから。そんな状態のアイドルグループのプロモーションなんてお手本がどこにもないわけで、そりゃ難しいよなと。


そんな中で最近では、グループとして売り出すのではなく、その中から個々のメンバーを抽出して、その知名度を上げるという方策を模索しているようにも見受けられます。高橋のソロドラマ出演とか道重のバラエティ出演とか。そうやってソロで出演して、本体に一人でも客を連れて帰る。


やっぱ大人数ってのは番組サイドの使いづらさにつながるので、こういう活動で小回り効かせて少しでも露出するってのは有効かと思います。


ただそれだとあんまり歌パフォーマンスと連動する部分はなくなるので、それはちょっと寂しいんだけど。歌でソロと言えばBuono!なんかいい感じでしたよね。


ハロプロにおいては、グループのアルバムにおける特定のメンバーにスポットを当てた曲というのは、全体に小粒というか、あまりパッとしないという印象があったのですが、Buono!のセカンドアルバムにおいては、むしろ各スポット曲『消失点』(夏焼)、『I NEED YOU』(桃子)、『Over the Rainbow』(愛理)が出色の出来だったと感じました。もちろん『ゴール』のような3人で歌う曲にスケールでは及ばないんだけれど、夏焼の歌唱声の切なさ、桃子のパンキッシュさ、愛理の正統派の前向きさなど、各メンバーの推すべき魅力が見事にフィーチャーされていたと思うのです。


PS
関係ないけど、『ゴール』は角川から出してそうな青春タイムリープ小説が映画化されたものの主題歌とか、すごく似合いそうですね。