えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

アイドル

ハロプロと逆転したかに見えるAKBの躍進について、先日は「ハロがあんなしみったれた歌謡曲ばっか歌ってたら逆転もあるわなぁ…」と楽曲やつんく♂にその責を求める書き方をしたのですが、自省するに、やはりそれは一つの逃げを打った発言でした。


そう、「じゃあ『10年桜』を今のモー娘が歌ってあの躍動感を出せたか」と言われれば、やはりそれは難しいと感じる自分がいます。それを認めることを無意識に避けていたのです。スキルやルックスの問題もゼロではないのですが、それ以上に、やはりアイドルってのは旬の瞬間でないと出せない輝きというものがあるのでしょう。今、それなりの下積み期間を経て、AKBにそれが訪れている。


多くのアイドルがその瞬間に至る以前に夢敗れフェードアウトしてゆく中で、AKBがそこに辿り着いたというのは、素直におめでたいことだと思います。業界全体にとっても、「旬」と呼べるグループが一つもない状況よりは、活性化が促されて良い効果があるでしょう。なんだかここ数年はハロプロの停滞と同調するかのように、dreamやBON-BON Blancoなど、一時期はハロプロに迫るかと思わせてくれたガールズポップグループがこぞって沈滞していったように見えていました。ガールズポップ界隈自体が元気がなかった印象なんですよね。お台場のガールズポップファクトリーもなくなっちゃったし。そういう意味ではやはりAKBのブレイクは良いニュースだなぁと。


だからd-tranceとかChu!☆Lipsといったいわゆるアキバ系な層も、これを機に、もう一つ上の階層に届いて欲しいんですよね。今のままじゃ生粋の「アイドルファン」ではない私のアンテナにまでギリ届かないから。モーヲタ時代の友人の日記などを通じて微妙に摂取はしてるんですけどね(特典などのために複数枚買いしたCDをくれたりもするし)


まぁ、これ以上マイナーはないっていうくらい最マイナー現場である小金井のメイド居酒屋ステージに通ってる人間が何を言っても説得力は皆無なわけですけが……! あぁ、本当に人は自分の言葉に力を持たせるためには、日頃の行いが大切なんだなぁと実感する今日この頃であります。