えだは

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空自トップを更迭 懸賞論文で「日本の侵略ぬれぎぬ」
http://www.asahi.com/politics/update/1031/TKY200810310298.html


論文そのものを読んでいないので、その内容についてはあまり深く触れません。まぁ「日本だけが侵略国家だったわけではない」という部分には賛同しますが。なんで中国がイギリスや他国には何も言わず、日本にだけは執拗に歴史問題を言い立てるのかと言えば、日本からはそれによって政治的に譲歩を引き出せるからでしょう。逆に大陸で日本だけが清廉潔白だったとも思いませんが、外交カードとしていいように利用されているこことは忘れてはいけないと思います。


ただ、「論文は個人として出したもの」という田母神俊雄航空幕僚長の言い分には納得できません。その立場、その役職で、私人として政治的な問題に発言できるとは思って欲しくない。以前に自衛官の中国人妻が中共のスパイで、機密情報が漏洩した事件がありました。他国からの諜報攻勢は自衛官の私生活こそをターゲットとしており、隊員はそれに任務外の時間でも備えねばなりません。言わば「私」を犠牲にして公共の利益に貢献する生活を強いられているわけです。その自衛官を束ねる立場にある人間が、「いや、これは私個人として」というのでは示しがつかないでしょう。