買い物

舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる』を買おうと思ったけど、なんかケータイ小説みたいな帯がかかってて、ケータイ小説みたいな文字の大きさで、ケータイ小説みたいに行間が空いてたのでやめといた。まぁ、ホントに舞城王太郎がケータイ小説を書いてたらそれはそれで読んでみたい気もするけど。でも文字少ないとすぐに読めてしまうからなぁ。

私の場合、小説を読んでも別に人間的に成長しないし、頭も良くならない。じゃあ最低限、本や作家に詳しくなるかと言えば、３年前に読んだ本をすっかり忘れてまた買ってしまい、しかも１／３ほど読むまでそのことに気づかなかったこともあるくらいだから、そうとも言えなかったりする。なんのために読んでるのかと言われれば、「小説を読む時間を過ごすため」としか言えない。だからその時間が短い、すぐに読めてしまいそうな小説は割損感があってイマイチ食指を動かされないのだ。そんなわけで代わりに『阿修羅ガール』と『九十九十九』を買った。『阿修羅ガール』は三島賞を獲ったヤツ。よく考えたら三島賞受賞作を読むのは初めてかも？