えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

読了

『笑う警官』 (佐々木譲:ハルキ文庫)
映画化にあたってハルキの一言により『うたう警官』からこのタイトルに改題となったそうです。あとがきにそのことが書いてあるのですが、なんとなく・・・不満? だとしたら大人ダナ。私だったらもっと直接的に文句タラタラ書いちゃうな。だってどう考えても内容と合ってて、しかもひっかかりがあるのは『うたう警官』の方だもんな。ちなみに「うたう」というのは「歌う」という意味のほかに「白状する」、「情報を漏らす」といった警察の隠語も指していて、その両方が作品の内容にシンクロしてるんです。



警察組織の不祥事隠蔽のために無実の罪を着せられた警官を、なんとか救おうとする警察有志たち。組織捜査できない状況で、明日のタイムリミットまでに真犯人を探し出すことはできるのか?

最近、警察小説を読む機会が多かったけど、どれも警察の組織内での不祥事を扱うものだったんだよね。淋しいことに警察がストレートにヒーローになれる時代ではないようです。ベースとなっているのは、道警を揺るがした警察官の麻薬売買に端を発する一大不祥事の実話。まぁ、そういう世相を反映してるんでしょうな。





http://www.sanspo.com/geino/news/080608/gnj0806080503011-n1.htm
加護ちゃんオトナ! アキオ立場なし!