えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『Cafe Buono!』

そう言えばこのアルバムには「1」って数字はつかないんですね。まぁ、アルバムに何枚目かの数字を入れるのはつんく♂のこだわりだから、それだけこのユニットがつんく♂の手から離れているってことでしょう。ブックレットでボーカルのパート割りが明記されているのもハロプロでは異例(最近はどうか知らないけど)。確か『童謡ポップス1』の時にもパート割が明記されていて、「これ便利でいいな」と思ったのに次以降でやっぱり書かれなくなっちゃったんですよね。


基本的にこのアルバムは楽曲に一貫性があるのが良い(Perfumeもどき除く)。作詞・作曲はおろか編曲も別々の人だけど、ちゃんとユニットのトータルイメージを設定して全体で統一感を出してるんでしょうね、ってどう考えてもそれが当たり前なんですよね。なんでハロプロは一人の人間がプロデュースしてるハズなのにあんなにとっ散らかるんだか。カントリー娘。に『セクシーベイベー』歌わせるとか、それはバラエティ感とか芸幅とかそういう問題じゃないから!


あとアルバムの中のバラエティとしてアゲアゲじゃない曲も当然入るんですけど、やっぱそこがつんく♂バラ−ドじゃないのは大きいなと。つんく♂のしみったれたバラードって失速しきって完全にエンスト起こしますからね。このアルバムの曲くらいだと、速度は落としても、「少しゆっくり風景を眺める時間」として十分に楽しめます。


ただ、先にも書いたけどテクノポップでボーカルを加工してる『Internet Qupid』だけはいただけない。や、直近でPerfumeがいなければアルバムの彩りの一つとして楽しめたのでしょうが、やはり今というタイミングではあんまし良い印象にはならないなと。あとはこういうジャンクな音をセンス良く組み立てるのは本当にギリギリのバランスの見極めが必要で、やはりそこは血液の代わりにペプシコーラが流れているような、フロントミッションよりもカルネージハート派だよみたいな、テクノ遺伝子をちゃんと持った人でないとね(超偏見)。