えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

コメントレス

ヲタそのものが(私を含めて)気持ちが悪く、一般人を遠ざける存在であることはどうしたって動かせない事実だと思います。だからこそせめて少しでも自分が与えるネガティブイメージを減らすように、あるいは相殺するようにと意識することは大切でしょう。


PPPHに関しては私は以前から否定派でした。特に曲調に合ってないもの、「〜〜ちゃん、ヲイ!」と言ってボーカルに声を被せるのには反対です。正直初めてモーニング娘。のコンサートに行ってこれを聴いた時にはドン引きしてました。ただ曲によってはわかりやすく一体感を感じ、ノリに同調する作法として既に定着してしまっている感もありますので、私は参加しませんが、声高に否定することはないという感覚です。と言うかPPPHよりも格段にひどいヲタ芸と呼ばれるものが蔓延するようになって、「PPPH程度なら全然マシ」と思えるぐらい感覚が麻痺してしまいました。(以前はサイト上でも今のヲタ芸批判と同じぐらいキツくPPPH批判を書いていたのですよ)


モーニング娘。の楽曲はCD音源の時点で合いの手が入ってるものが多いですし、手のフリもキャッチーで真似しやすいものが多いです。ですから普段CDやテレビで見聞きしている人であれば、特別な予備知識なくコンサートに足を運んでも、それらを駆使して初回から周りと一緒に盛り上がることができると思います。代表的な例は『LOVEマシーン』のかけ声「FUWAFUWA」を入れたり、「WOW WOW WOW WOW」の手振りをしたりすることですね。私はそれで必要充分だと思っています。逆に言えば現場でしか通用しない約束事がたくさんあるようだと初めての人は異様に思うし、疎外感を与えてしまうからダメだと思うんです。


ただ同じ曲を長年にわたって何度も披露する関係上、客の先鋭化が進んでその人たちが共有する「約束事」が少しずつ増えてくるのはある程度仕方がないことだとは思っています。『ね〜え?』の「あややが好きだからよー」のように、そういうのは演者がうまく拾ってくれて初めての人でも納得しやすい形に取り込んでくれればベターなのですが。


そういう意味ではPPPHというのは異様なんだけど、簡単なので初見でも同調できるという点では優れていると思います。コンサートが充分に盛り上がる中盤以降に、ノリの良いアイドルソングで数曲あるぐらいなら、初めての人でもさほど抵抗なく参加することはできるかもしれません。まぁ、やっぱり最初はビビると思いますけどね。会場全体で「ア〜ヤヤ、ウォイ!」ですから。


『Mr.Moonlight』だとか『Shall we Love?』だとかどう考えても曲調に合ってないものにPPPHが入っているのは初めての人は絶対に共感できない「異様なノリ」になってしまうので断固反対ですね。というか単純にリズムに合ってないコールを入れられると調子が狂って私が曲を楽しめなくなるので勘弁です。つかよくあんな無理なコールができるもんだと逆に感心します。


ちなみに初めて参加した人でも本人が盛り上がってさえいれば大抵のことには寛容になってもらえるものだと思っています。それだけにまだ盛り上がってもいない開演前に「アイボォォォォン?」だの「えりえりえりえりー!」とか叫んで周囲のテンションを下げる人は本当に迷惑な存在だと思います。開演前、そして開場外の振る舞いに関してはより注意したいところです。っつっても普通にしてりゃいいだけなんですけどねー。なんでそれがこんなにややこしい話になるんだか。