えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

改変

もっと大規模で破滅的な改変もあり得ると危惧していたので、正直に言うと「これぐらいで良かった」と安堵する気持ちはあります。しかしインパクトが小さかったということはその効果も限定的ということ。ハロプロ20周年を謳い、異例の動画公開予告までして行った「改変」がこれでいいのでしょうか?


もう一つ気になったのは、ハロプロのトップデシジョン案件(と勝手に推察しているもの)がこれまでは「タンポポ改変」や「クールハロー強行」のように、理解も納得も共感もできない突然降りかかった天災に近い手触りだったのに対し、カントリーメンバー3人の移籍先に関してはその思考がトレース可能で比較的納得しやすいものだったことです。どうもここに齟齬を感じます。


ひとつ思うのは、「カントリーの解体」と「メンバーの移籍」が別の思考ルーチンに基づくものだったのではないかということ。つまりトップデシジョンで決まったのは「一つラインを空けろ=カントリー解体」ということだけで、それ以外のことは前線スタッフが決めたことなのではないかと。その上層部の決定のままに嗣永さん卒業後のカントリーを解体したのではハロプロの継承物語や幸福感が決定的に損なわれてしまいます。3人の移籍や今回の発表動画、山木・小関の学業優先という苦しい言い訳などは、その決定的な危機を回避するための前線スタッフによる軟着陸処理だったのではないでしょうか。


メンバーの移籍・加入は各グループのファンの現状維持派にとっては痛みです。ただ今回はより大きな痛みを、ハロプロの弾力性によって分散吸収することで致命傷を避けた、という事態だったような気がしています。



あと移籍メンバーは移籍先に馴染めなければ文句を言われるし、馴染んだら馴染んだで「カントリー魂は忘れたのか」なんて文句を言われる難しい立場に立たされてしまいました。望んで移籍したわけでもないのに…。 そのあたりのことは少し心配ではあります。そんなおかしなことを言う人はめったにいないけど、やっぱり母数が増えれば一定数は変な人がいるものだし、そして今は握手会でファンの言葉が直接伝わる機会が多かったりしますからね……。