えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

ハロプロに春の訪れを告げたHello! Project New Fes!2015

5月16日に渋谷公会堂で行われた「Hello! Project New Fes!2015」に参加して来ました。こちらはカントリー・ガールズこぶしファクトリーつばきファクトリーといったハロープロジェクトの新グループが集う、ファンへのお披露目的な意味合いもあるイベントです。モーニング娘。の12期メンバーアンジュルムの3期メンバーは「既存のグループ内での新世代メンバー」というくくりですが、New Fes参加組はグループ自体が新しく、まさしく「新世代勢力」という印象。その本格始動はハロプロが真に新しい時代を迎えつつあることを感じさせてくれますカントリー・ガールズもカントリー娘を引き継ぐとは言っても実質的に新グループですしね)



イベント構成は以下の通り
ライブ→ゲーム対決→ライブ→握手
まだ持ち歌が少ないのと、メンバーの衆知を兼ねてか間にゲーム対決コーナーが差し挟まります。司会は安定のさわやか五郎。ゲーム内容は、常識クイズや缶詰み競争、イントロクイズ、風船割り競争などとアイドルらしいものでした。昼夜公演でセットリストが同じだったのが少し残念だったかな。


研修生時代からの積み上げもあってかステージングは堂々としたもの。客席へのアピール力こそまだ及ばないものの、少ない曲数でならハロプロの名に恥じぬパフォーマンス能力を既に身につけているように感じました。それはトークに関しても同じで、基本的にさわやか五郎とPMももちがMCを回していくのですが、そこでの受け答えの中で果敢に自身のキャラクターをアピールする姿も見られました。「PMももち」の存在も落としたり持ち上げたりとトークの軸として機能しまくりで、改めてこの配置は神の一手であったなと思ったり。


新しい世代の躍進はハロプロにとって希望そのもの。デビューの喜びに満ち溢れた彼女たちの初々しい姿に触れて、ハロプロの未来が明るいことを確信できました。これらのグループの立ち上げがつんく♂が大病を患った後であることも、見る者にある種の感慨を抱かせる一因でしょう。大病の発表の後、つんく♂以外の楽曲のリリースが増え、コンサートのプロデュースクレジットからその名が消えるなど、つんく♂ハロプロから部分的に離脱する様がうかがえる中で、誰もがハロプロの存続とその魂の継承を危惧し心を痛めていました。そんな不安な季節の後だからこそ、 つんく♂の病をカバーするハロプロの組織としての頼もしさと、これからもやっていくぞという心意気を「若いグループの立ち上げ」という形で見せてくれたことが、厳しい冬の後の春の訪れのように嬉しかったのです。そういった感慨が最高潮に達するのが、まさにライブの最後に全員で歌われた『ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!』でした。この曲のリリース時とはメンバーがまったく変わっているからこそ、そこに時代を超えて続くハロプロ叙事詩雄大さと、新時代の到来を実感したものです。後の『ハロステ』でこの日の『ALL FOR …』の映像が流れた際もさゆ、ベリ、まろと去る者・去る時代に想いを馳せつつ、

「彼女達が紡いだ希望の光はこの若い子たちに引き継がれ・・・」

という感慨に浸ったものです。もっともチラッチラ映り込んで来るプレイングマネージャーさんがその文脈を台無しにして湿っぽくはさせてくれないんですけども(w そんな部分も含めて、やはりハロプロは最高だなと改めて感じたイベントでありました。



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