えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

娘。とクリエイティヴ

しかし今回のドッキリは当初の想定通りならば圭ちゃんは絶対に必要というわけじゃありませんでした。ですが、結果的から見ると圭ちゃん登場がなかったら本当に企画自体が失敗に終わっていたわけで、つくづく仕事というのは「これで十分」という所で終わりにせずに、そこからもう一歩もニ歩も突き詰める事が大切なんだと改めて思わされましたね。


そしてそこで「これで十分」の段階から上乗せする何かを考えるなら、今のモーニング娘。ならいくらでも思いつくんじゃないですか? 彼女達自身のパフォーマンス能力しかり、芸能界で活躍している先輩しかり、熟成されたヲタ文化やヲタコミュニティしかり…。これこそまさに多層的な歴史と格式を持つモーニング娘。というグループの強み! おそらく制作側にとってはできる事の幅が広くて、企画屋としてやりがいがあるんじゃないでしょうかね。
(前回の「寝起きコンサート」だって、寝起きで驚いた後に徐々にプロの顔に覚醒してパフォーマンスを成功させる所まで行くからこそただのドッキリを超えたドラマチックさが生まれたわけでしょう。やっぱりそれは彼女達のプロ意識、生歌でのパフォーマンス能力、ファンとの信頼関係などがなかったら成立しなかった)


一時期モーニング娘。はスケジュールのキツさや人数の多さ、あるいは事務所の横柄さから、業界で「使いづらい」という印象を持たれていたかと思うのですが、こういう良い番組露出を重ねていって、「モーニング娘。で何かをしてみよう」というクリエイターさんがたくさん出てくるといいですね。それこそ『ステーシーズ』や『LILIUM』を手掛けた末満さんだってそういうパターンで素晴らしい作品を生み出してくれたわけですからね。




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