えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『ダウンタウンDX』

鞘師さんと香音ちゃんという同級生コンビでの登場。バラエティ面で芸達者という印象がない2人での出演は珍しいですよね。多くの人はそうだと思うんですが、私はこれまで香音ちゃんの「果物のモノマネ」が極めて苦手でした。変顔を披露してスタジオが凍てついた空気になるのが耐えられなくて…。だけど今回の『ダウンタウンDX』ではその「果物のモノマネ」が見事な進化を遂げていたんですよ! いや正確にはモノマネへの持って行き方が進化していたんです。


これまでだと「果物のモノマネができるんですよー!」と香音ちゃんが自分で言い出していました。それが「グイグイ出た上にスベって司会者や番組に迷惑をかける」という最悪の結果になっていたと思うのですが、今回は
1・楽屋での迷惑行為として鞘師さんが香音ちゃんの変顔を話題に出し、
2・「ちょっとやってみてよ」と周囲にふらせた上で、
3・香音ちゃんが変顔モノマネを披露
という流れになっていたんですよ。これならグイグイ感が薄まりますし、MC側が責任を持って後処理してくれる事にもなります。


鞘師さんが言い出した「楽屋で30分間も変顔をしてて集中できない」という話はこれまで聞いた事もないし、現実味もないエピソードだったので、やはりこれはモノマネに持って行くために、鞘師さんと香音ちゃんとマネージャー達が事前に相談して創作したものだったんだと思うんですよ。つまりこれは今までマイナスの効果しかなかった個人技をチームプレーによって有効に機能するようにしたって事で、割と画期的だと思うんです。これができるようになれば戦略の幅がグンと広がりますからね。道重リーダー卒業後を視野に入れて、いろんな部分で準備を進めているのだと感じさせてくれた一幕でした。個人技としてもリンゴ→バナナと畳みかけて比較的可愛い「みかん」で締めたのも上達した部分かと思いますし。


総合的な結果として、これまでだったら香音ちゃんの出番の後は「イタい変顔」の印象ばかりが残っていたところでしたが、今回の場合は 視聴後に残った印象はまさに浜ちゃんがツッコんだ所の『くったくない笑顔!』でありました。


そして変顔なんかではなく、その笑顔こそが人々に覚えてもらうべき香音ちゃんの一番の武器だと思うのです。