取り戻された２つの喪失

で、そんな私にとっては歴史上の人物である前田さんへの言及が和田さんのblogに。
和田彩花オフィシャルblog　あや著：親友
私自身は前田さんに思い入れはありませんが、彼女の卒業が多くの人の心に埋め得ぬ穴をあけた事は知っています。

私はグループの歴史にアンタッチャブルな案件が横たわってるのって好きじゃないんですよ。どうしてもそれを無視できないというか、心から楽しめなくなってしまう。ですからこんな風にblogで触れられるようになったのは本当に良かったと思います。スマイレージに二の足を踏んでいた一番の要因がこれで消えました。

また今日発売の『ＳＰＡ！』では加護ちゃんのインタビューが掲載されていました。芸能界への復帰と自分の子供に向けて語った
『ママのようになっちゃいけない』という事もたくさんしてきたけど
今は「ママみたいになりたい」と憧れられるようになりたい
という言葉は、正直復帰してからの加護ちゃんの言葉では今までで一番地に足がついてて、彼女の本心から出た言葉なんだろうと思えました。彼女のスキャンダルで胸を痛めていた日々が、時を超えて少し救われた気がします。

メンバーが突然理由も不明瞭なまま辞めること
メンバーがロクでもない男に引っ掛かってスキャンダルを起こすこと
どちらもアイドルを応援していて一番遭遇したくない事ですよね。気持ちの着地点をどこにも設定できずに放り出されるあの感覚。理不尽さと悔しさと圧倒的な無力感。あれは何度味わっても慣れるという事はありません。そしてそれはメンバー個人だけじゃなく、ファンとアイドルの間にアンタッチャブルな溝を作り、長く続く禍根となってしまいます。

でも、それでもこうやって時間の流れが傷を癒し、解決してくれる事もあるんですよね。時間を重ねる事にこんな優しい効果もあるんだと、そう思わされた一日でした。