えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

今のヲタ環境に感謝する

その昔(2004〜6年ぐらい)の娘。コンは全盛期の名残でまだ会場もそこそこ広く、集客をリピーターに頼っていました。にも関わらず、<セットリストを何パターンか用意して回替わりで見せる>といったリピーター向けの施策は特にありませんでした。「アイドル冬の時代」の後という事もあって、あの頃は今ほどは他に流れる現場も多くはなく、惰性でモーニング娘。の現場に残っている人も多かった。そして現場に倦んだ人々は応援方法を奇形進化させ「ヲタ芸」なるものを流行らせました。正直、現場の環境的には快適とは言い難い時代でした。


プラチナ期では、ヲタ芸などは随分と減っていたし、ハンパな熱量の人はたいがい他に流れていたので、現場環境自体はその一つ前の時代よりはかなり改善されてたように記憶しています。ただしさゆが「発売日でもオフだった」と述懐する通り、事務所に売る意欲がまったく見られませんでした。戦略なく曲調はその時々の思い付き。思い切った施策もなく、漫然と続く高橋メイン体制。これはこれでしんどい時代です。


思い出は美化されるから、昔の悪い部分も定期的に思い出して、今がいかに恵まれているかを噛みしめております。今はblogや動画配信といったコンテンツも充実してきて、在宅でも楽しめるアクセスポイントは格段に増えました。握手商法に本格的に乗り出したことは賛否両論あると思いますが、それも事務所が売ることに関して意欲を出した結果だと思っております。



ちなみにプラチナ期にパフォーマンススキルが極限まで磨かれたのは、あの時期にヲタ芸が減ったことと無関係ではないと思っています。どんな芸能にもやはり「観客が演者を育てる」という側面はあり、タチの悪い客層が淘汰された影響もやはりあるのではないかと思うのです。