えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

和田彩花『乙女の絵画案内』


ヲタとしてはジャンクなプロダクトを含めて大抵のものは楽しめるけど、「ヲタじゃない頃の自分が見たらどう思うか」という視点は持ち続けていたいです。非ヲタにオススメできるのはやっぱりそんな「ヲタ以前の自分」視点で見てもきちんと満足できるものですから。


例えば舞台で言ったら『ステーシーズ』。理由もなく男役を女性が演じたりしていない。必要以上に女性役が多くない。配役や役構成にちゃんと演劇側からの必然があり、その最適解としてハロプロメンバーが起用されている。


そして書籍で言うとスマイレージのリーダー・和田彩花さんの『乙女の絵画案内』 (PHP新書もこれに当たります。アイドルである彼女が書く必然があり、彼女だからこその意味がちゃんと付与されている。しかも通常の美術書を読むような層じゃない人を美術の世界に誘う案内書の案内書とでも言うべき、出版物としてもこれまでになかった未踏の境地を開拓しています。しかも現状ではこれより良いアウトプットは想像できない唯一無二の切り口で。


この本はハロプロファンじゃなかった頃の自分にも自信をもって購買をオススメできます。




(共同ニュース)
美術の素晴らしさ伝えたい 和田彩花が絵画案内本出版