モーニング娘。出演ａｕのＣＭ

ＣＭ総合研究所
モーニング娘。が「モリ娘。」として出演しているauのＣＭが好評のようです。これは「モーニング娘。が人気！」と言うよりは、むしろグループへの興味を前提としていない連続ドラマ（コント）仕立て構成だからこそモーニング娘。ファン以外からも広く好感が得られたんでしょうね。

このＣＭの中では出演者のモーニング娘。、森三中、つんく♂、哀川翔はそれぞれ
・アイドル
・女芸人
・中間管理職プロデューサー
・うさん臭い社長

という明確な役割を与えられ、それを演じています。あくまでも見せる主体はドラマであってアイドルそのものの魅力ではない。その点がアイドル本人の魅力や好感度に頼った他のアイドル出演ＣＭと一線を隔し、広く支持されたのでしょう。アイドル的な魅力を主眼にした内容だと、ルックスやタイプで好みが分かれるでしょうし、そもそも同性と異性で効果がまた変わってきますからね。

とは言っても、もちろんアイドルなら誰でも良かったって訳ではなく、この役割がモーニング娘。に振られたのは「モーニング娘。」というレンジの広い知名度と、ベタな存在感、そして一瞬でアイドルであることを認知させることができるビジュアルがあってこそのものだったとは思います。つまりはアイドル役を、見る者に反感を持たれずに、説得力をもって演じることができるアイドルなんだってことですね。そして嗣永さんとはまた違った意味で、ことアイドルを演じることに関しては今の道重さんの右に出る人はいないでしょうしね。

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