えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『CDジャーナル。’14』

先日発売された『CDジャーナル』ではメンバー一人ごとに丸々1ページを使ったインタビューが掲載されており、これがボリュームもあってかなり読み応えがあります。


■フクちゃんの歌
そのインタビューでフクちゃんが「努力しているけどなかなか歌割りがもらえない」と悔しい想いを吐露していました。パフォーマンスの待遇に関して心を彼女がここまで悔しさをストレートに語るのは初めてかもしれません。でもこれに関しては私も同意見で、フクちゃんはもっとフォーカスされてもいいんじゃないののか、いやすべきなんじゃないかと常々思っているのです。


実は私、鞘師さんより、小田ちゃんより、フクちゃんの方が歌が上手いと密かに思っています。力み過ぎず、ドヤ声にならず、伸びやかで素直。小田ちゃんはもちろん上手いし抜群に安定してるけど、地声が低くてウェッティなので明るい曲では使い所が限られると思うんですよね。その点、フクちゃんの歌声の方が全領域で歌の芯となり得ると思っているのです。



■一推し発言
そしてフクちゃんの「一推しになりたい」発言。もちろん彼女はグループにサブリーダーらしい貢献をすべくさまざまな努力をしているわけですが、この「一推しになりたい(=私を一番に愛して)」発言もアイドルとして、女の子として、偽らざる本音ではあろうと思います。ただわかってはいたけど、こうして言葉にされてしまうとやっぱり悩ましいですね。応えてあげたくはなりますが、道重さんに対する気持ちとの8年の思い入れの差はそう簡単には覆らないわけで。モテ男気分で「ゴメン、オレには心に決めた人が…」なんて言っているうちはいいんですけど、なんかあまり「一番」を求められると、それに応えられない自分が申し訳のないような、居心地の悪い気持ちになりかねません。また仮に、一推しを増やすためにメンバーが自分を一推しにしている人を特別扱いするようになったりしても、ちょっと微妙な気がするじゃないですか。それはそれでやっぱり面白くはないし。


ともかくグループとしての押し出しと、メンバー個人の自分アピールってもののバランスはいつだって難しい。「推し」という言葉が一般化し、握手などで距離が縮まっている時代ではこれも避けられない問題なのでしょう。ただランダム握手などメンバー間の人気格差をあまり露骨には見せないようにしている姿勢を見るに、事務所側はメンバーの意識が個人寄りに行き過ぎることを警戒はしているようですね。あれがランダムじゃなくなったら、現状のバランスは一気に崩れてしまうような気もします。